8月10日にハイピッチvol.246が発売しました!!今月の表紙は、SAXDOR 400 GTCです!!
北欧フィンランド発のボートブランド「SAXDOR(サックスドール)」は、革新的なデザインと装備、走行性能など世界中のマリンファンから注目を集めている新進気鋭のメーカーだ。創業者は、かつてAXOPARの設計にも関わったSakari Mattila氏。ボート業界に新たな風を吹き込むべく、「走行性能」「スタイル」「価格」の三要素を高次元で融合させた艇を次々に送り出してきた。2020年にリリースされたSAXDOR200はその設計思想を見事に体現し、欧州各国でデザイン賞を総なめに。以降、SAXDORは急成長を遂げ、いまや世界のマリーナで確固たる存在感を放っている。そのSAXDORがフラッグシップとしてリリースしたのが「SAXDOR 400 GTC」だ。全長約12メートル、フルビームキャビンを採用したこのモデルは、スポーティな外観と北欧らしい機能美、そしてクラスを超えたパフォーマンスを兼ね備えており、“海上のグランドツアラー”という呼び名がふさわしい一艇となっている。ハルにはツインステップ構造を採用し、走行時の抵抗を大幅に軽減。水面を滑るように進みながらも、鋭い加速と高い安定性を実現している。最大でMercury V10 400馬力の船外機を2基搭載可能で、最高速度は50ノット超。巡航域でも40ノットを軽々と維持できる走行性能は、まさにスポーツモデルの頂点に位置する。「GTC」の名が示す通り、本艇最大の特徴は「Grand Touring Cabin(グランドツーリングキャビン)」という新発想のキャビン構造にある。左右の舷側には大きく開くスライドドアを配し、フルビーム設計ながらデッキへのアクセス性も損なわない。外部からの風雨をしっかりと防ぎつつ、抜群の採光と通風性を兼ね備えたキャビンは、停泊時も航行中も快適な空間を提供する。インテリアは北欧らしいミニマルかつ機能的なデザインでまとめられており、明るく開放的なサロン、フル装備のギャレー、ゆったりと寛げるダイネットが整然と配置されている。前方にはクイーンサイズのベッドを備えたマスタールームが広がり、中央にはシャワー付きの独立トイレも完備。さらにオプションでセカンドキャビンも追加可能で、数日間のクルージングにも十分対応する設計だ。アフトデッキには、SAXDORらしい“遊び心”が随所に表れている。両舷に装備された電動サイドバルコニーは、停泊中に水平に展開することで、広大なウォーターフロントリビングへと変貌。海とつながるこの空間では、釣り、スイミング、サンセットディナー、仲間との会話など、思い思いの時間を楽しむことができる。ここにいるだけで、マリーナにいることを忘れてしまうほどだ。操船席にはSIMRAD社製のマルチファンクションディスプレイ(オプション)が装備されており、GPS、魚探、エンジン管理、レーダー、AISといった複数の航海情報を一括でモニタリング可能。インターフェースは直感的で扱いやすく、最新のグラフィックによって情報の視認性も高い。さらにオートパイロットやボートコントロール用のジョイスティック操作との連携もスムーズで、港内での離着岸からロングクルーズまで、ストレスのない操船を実現している。SAXDORの信条である「操る楽しさ」と「安心して任せられる先進性」が、ここに結実している。さらにSAXDOR400GTCには、長期滞在を見据えた設備が充実している点も見逃せない。大容量の清水タンクと燃料タンクを備え、外洋航行時の自給自足性を確保。冷暖房設備の強化も可能で、真夏の炎天下でも、肌寒い季節でも、快適な船上生活を楽しむことができる。また、スターン側のアクセスステップやトランサムシャワーなど、細やかな装備も充実しており、クルージングからマリンスポーツ、ファミリーでのレジャーまで、幅広い使い方に柔軟に対応する。加えて、優れた視界とデザインを両立したフロントウインドウは、ダイナミックな外観を形成すると同時に、荒天時の視認性にも優れている。ルーフ上にはサンルーフやボートトップを搭載、日差しの強いシーンでも快適性が確保されている。必要最小限の装飾に留めつつも、操船者にもゲストにも居心地の良さを感じさせる構成は、北欧のプロダクト哲学そのものだ。SAXDOR400GTCは、ただ豪華なだけのボートではない。本当に必要な装備と本質的な快適さを、北欧流の合理性と美学で磨き上げた一艇である。走りの歓び、ラグジュアリーな寛ぎ、そして多彩な海上ライフの可能性──それらを一つの船に詰め込んだこの艇は、海と共に生きるすべての人にとって、理想的なパートナーとなるはずだ。さらに、SAXDORは400GTCにカスタマイズ性の高さも持たせている。カラーオプションやエレクトロニクス、インテリア素材に至るまで、ユーザーのライフスタイルに応じた細やかな選択が可能だ。また環境への配慮として、軽量かつ高剛性の複合素材を採用し、燃費効率にも優れた設計となっている点も見逃せない。すべては“必要なものだけを、美しく、機能的に”という北欧デザインの哲学から生まれている。SAXDORが描くラグジュアリーの未来は、過剰な装飾ではなく“本質を知る者”のためにある。400GTCはその答えであり、次なる航海への扉を開くキーとなる。真に洗練された一艇を求めるすべてのユーザーにとって、SAXDOR400GTCは唯一無二の選択肢である。
取材協力:アドカスタムヨット
株式会社岡本製作所 〒722-2102 広島県尾道市因島重井町474-3 TEL:0845-25-1188 URL: https://adcustomyacht.com
水面に美しい軌跡を描く一艇──CENTURIONNv233は、ウェイクスポーツの限界を押し広げるために設計された、本格派入門ボートである。そのデザイン、機能、走行性能のすべてが、プロフェッショナルの要求に応えるために研ぎ澄まされており、単なる移動手段ではなく、水上で自らを表現する者たちにとっての“道具”であり“舞台”となる。水面に浮かぶ姿からして、すでにその存在感は異質だ。鋭く切り込むようなバウライン、シャープでボリューム感のあるボディシルエット、そして船体全体に漂う機能美。それらは見た目の美しさにとどまらず、走行時の水切り、安定性、波の生成に至るまで、すべてが緻密に設計された結果。この艇の心臓部に位置するのが、CENTURIONが誇る独自の「Opti-Vハル」構造。深く掘り込まれたV型の船底は、強烈なダウンフォースを発生させながら進水し、水中へ力強く押し込むようにして、分厚く、そしてしなやかで美しいウェイキを生み出す。通常の浅いハルでは不可能な高密度な波の形成が可能となり、ウェイクサーファーには長く乗り続けられる“斜面”を、ウェイクボーダーには高く跳ね上がるための“壁”を提供する。波の起伏や崩れ、立ち上がりといった細部までが計算された出力となり、ライダーは技に集中することができる。さらに、搭載される「QuickSurfProシステム」は、ボートの左右に発生させる波の切り替えを瞬時に行える革新的な機構であり、レギュラー/グーフィー問わずライダーのスタンスに即応。セッション中にそのまま設定を変更できるため、複数人でのライディングでも流れを止めることなく、テンポよく楽しめる。さらに、パフォーマンス面でのもうひとつの要となるのが、最大約2.2トンの水を積載できるバラストシステム。中でも特筆すべきは、「RAMFILL」と呼ばれる高速注水システムで、エンジンルームを通さずに直接船体下部に水を取り込む構造により、わずか90秒程度で全容量約1.3トンを満水にすることができる。この機能により、セッティングの時間を大幅に短縮。ライダーの集中力が途切れないまま、常に最適な波を維持できるというのは、トレーニングや競技志向のユーザーにとって非常に大きなメリットだ。動力には、PCM社製の高性能Vドライブエンジンを搭載。最大出力400馬力を超えるこのユニットは、静粛性と燃費効率を両立しながらも、波を生むために不可欠な低速トルクをしっかりと確保しており、ライダーが立ち上がる瞬間や加速中の安定した牽引力を実現している。また、GPS連動のクルーズコントロール機能も備わっており、常に一定の速度を保ちながら安定したウェイキを出力できる点も、技術を磨く上で欠かせない要素である。その精緻な性能を支えるのが、洗練された操船システムである。センターコンソールに設置された大型のデジタルタッチスクリーン「TouchVision」では、バラストの操作、波形の切替、クイックサーフの調整、エンジン管理、照明、オーディオといったすべての要素を統合制御できる。初めてのユーザーでも迷うことなく扱うことができる設計となっており、操船というより“指揮”するような感覚に近い。インテリアには、快適性と機能性を高次元で融合させた空間が広がっている。耐久性に優れたマリンレザーで包まれたシートは、長時間の使用でも疲れを感じさせず、柔らかすぎず固すぎない絶妙な座り心地を提供。レイアウトは乗員の動線を妨げず、アクティブな移動とリラックスタイムの両立を可能にする設計となっている。サウンド面では、Bluetooth接続によるマルチスピーカーオーディオを標準装備しており、水上でも高品質な音楽空間を楽しめる。デッキ全体には防滑加工が施され、濡れた足元でも安心して移動できる安全設計も抜かりがない。エクステリアにおいても、CENTURIONの美意識は徹底されている。塗装カラーはオーナーの好みに合わせて自由にカスタマイズが可能で、ハル、デッキ、アクセントパネル、トランサムなど各所に多彩な配色バリエーションを持たせることができる。水上での個性を表現するという点において、デザインの自由度もまたCENTURIONブランドの強みだ。このように、CENTURIONNv233は、ウェイクスポーツに必要なすべての要素、パワー、波、制御、快適性、そしてスタイルを、ひとつの艇に統合したハイエンドモデルである。ただ“乗る”のではなく、波と一体となり、自分のスタイルで水面を支配する。そんな真のウェイクサーファー/ボーダーたちの期待に応える一艇であり、限界を求める者だけが到達できる領域を見せてくれる存在だ。完璧な波は、完璧な艇からしか生まれない。その哲学を体現するCENTURIONNv233は、いま、あなたの前にある水面に新たな可能性を描き出す。
CENTURION Nv233
全長 7.09 m、全幅 2.59 m、喫水 0.91 m、重量 2.46 ton、燃料容量 265 L、最大バラスト 2.267 ton
エンジン 1×PCM製L96 6.0L V8/409lb、最大出力 1 × 409 HP
問い合わせ先 センチュリオンボート・ジャパン
TEL:077-579-5554(ロータリーピア88 内) URL: https://centurionboats.jp
グルメクルージング第245弾!!今回ご紹介するのは三重県浦村に店を構える、かき料理の名店「さとや」。目の前に穏やかな生浦湾が広がる抜群のロケーションにあるこの店は、新鮮な「浦村かき」を心ゆくまで堪能できると評判です。地元の常連客はもちろん、クルージングの途中に立ち寄るボートオーナーたちにも愛され続けている一軒です。お店を紹介してくれたのはシガレットジャパンの三浦さんとモデルの広瀬 りらさん。
パワーボートの販売・整備はもちろん、チューニングやレストアまで対応する「シガレットジャパン」。レース現場で培ったノウハウを活かしたサービスが魅力です。
今回使用したのは、「Cigarette 38 TopGun TS」。通常2時間近くかかるルートを、約1時間でマリーナから快走。スピードと安定感のある走りをみせてくれた。
実はこの日、取材とは別に自艇で出航し、同じ目的地へ向かうオーナーの姿が。海と食、両方の魅力を楽しめるこのルートには、自然と人が集まってきます。
シガレットジャパンは、パワーボートの販売やメンテナンスはもちろん、チューニングやレストアまで、パワーボートに関するあらゆるサポートを行っている老舗マリーナです。パワーボートレースで幾度となく表彰台に上がった実績を持つレースチームも所属しており、実戦から得たフィードバックをもとに培われた知識や経験には確かな信頼があります。そんなシガレットジャパンから出航して、お店へと向かいます。
取材協力:シガレットジャパン
愛知県海部郡飛島村金岡22 TEL.0567-69-4822 URL: https://cigarettejapan.com
ハイピッチお勧めのライフジャケットはこちら!!
水感知膨脹式ライフジャケット ベストタイプ YWV-2620RS 30,800円(税込)
https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/cat/02/item/QR1TQKYWVW24
お店のある鳥羽市浦村は、浦村かきの名産地として全国的にも知られるエリアです。シーズンになると、濃厚でクリーミーな牡蠣を求めて、多くの人々がこの地を訪れます。そんな浦村の中でも、地元の人々や観光客から高い支持を集めているのが、かき料理の名店「さとや」です。驚くのは、そのアクセス。実はこのお店、海から直接アクセスできる専用桟橋があり、直接マイボートで乗りつけることができます。寄り道をしながら海を走り、潮風を感じつつたどり着いた先で新鮮な海の幸を味わう。クルージングとグルメ、どちらも一度に楽しめるこのスタイルは、まさにボートユーザーならではの贅沢です。
桟橋にボートを係留し、上陸すると迎えてくれるのは海辺に建てられた素朴で温かみのある店構え。気取った雰囲気は一切なく、どこか親戚の家を訪ねたような、懐かしさと安心感に包まれた空間です。眼前には静かな入り江が広がり、時折ゆらりと通り過ぎる漁船や海鳥の姿が、時間の流れをゆったりと感じさせてくれます。
そんなお店でこの日いただいたのは、「さとやの海鮮・肉ミックスセット」。さとやの人気メニューで、まさに海の幸と山の恵みのいいとこ取りができる満足度の高いセットです。
特選黒毛和牛は、口に入れた瞬間に脂の甘みが広がり、噛むほどに旨みがあふれ出す極上の一品。松阪ポークはジューシーで、炭火で焼くことで香ばしさが加わり、肉本来のやわらかさをしっかり感じられます。海の幸は言うまでもなく絶品。身がぎゅっと詰まったサザエはコリコリとした食感が楽しく、アッパ貝や大アサリは噛むごとに海の香りが口いっぱいに広がります。イカはぷりっと弾力がありながらも柔らかく、焼き野菜が程よい箸休めとなって、どんどん食が進みます。
うにの入った季節の炊き込みご飯は、ふわりと香る出汁の風味に加え、うにの濃厚な旨みが全体にしっかりと行き渡っています。素材の持ち味を丁寧に引き出した一品で、ひと口ごとに豊かな味わいが広がります。
そして、外せないのが追加で注文した「生牡蠣」。浦村産ならではの臭みが少なく柔らかな身は、舌の上でとろけるよう。レモンをひとしぼりして口に運べば、海のミルクという言葉がこれ以上ないほどぴったりと感じられます。これぞ産地で食べるからこその贅沢。言葉にするより、まずは一口食べてみてほしいと思える逸品です。
食事を終える頃には、潮の香りとお腹の満足感、そして何よりこの体験そのものが、日常にはない“豊かな時間”だったと実感させてくれます。ボートでの移動は、車や電車では味わえない自由と景色をもたらしてくれます。そして、その先に「さとや」のような名店が待っているとなれば、もうそれは立派な“目的地のあるクルージング”。ちょっと特別な休日に、グルメを目的に海を渡る――そんな旅のスタイルも、きっとこれから更に注目されていくはずです。心地よい風を受けながら海を走り、静かな湾に浮かぶレストランで、新鮮な海の幸と美味しいお肉を炭火でじっくり焼き上げて味わう。そんなグルメクルージング、あなたも一度体験してみませんか?五感が喜ぶ贅沢な時間が、きっと忘れられない思い出になるはずです。
さとやの海鮮・肉ミックスセット
詳細はこちら: http://iseshima-satoya.com/bbq.html
鳥羽 浦村
かき料理 さとや
三重県鳥羽市浦村町1212-8
TEL 0599-32-5770
営業時間:11時~15時(LO14:30) ディナーは予約時のみオープン。不定休。
URL: http://iseshima-satoya.com
スペシャルサンクス: 牡蠣料理 さとや 中山大将、シガレットジャパン 三浦さん、シガレットジャパン 神田社長、モデル/広瀬 りら、text/photo:編集部
7月5日〜6日にかけて、滋賀県大津市にあるロータリーピア88で「CENTURION WAKE SURF JAPAN OPEN 2025」が開催された。シリーズ第2戦となった今大会には国内外から多くのライダーが集結。琵琶湖の穏やかな水面を舞台に、緊張と歓声が交差する2日間となった。競技艇にはセンチュリオンの最新モデルRi245muta Editionに加え、話題のNv233が登場。いずれも波の質・安定性において圧倒的なクオリティを誇り、ライダーのパフォーマンスを最大限に引き出していた。今大会はプロからビギナーまで幅広い選手層がエントリー。特に、センチュリオン・シュプリームボートのオーナーが、多数ビギナー・オープンクラスにチャレンジしており、ウェイクサーフィンの楽しさを知ったオーナー達が、「観戦者」から「出場者」へと一歩を踏み出す流れを実感できた。一方で、プロクラスやセミプロクラスは技術・表現力ともにハイレベルな戦いが繰り広げられており、韓国からの選手を含むトップライダー達が、センチュリオンの引き波をキャンバスに見立て、多彩な技を披露。特にRiシリーズの生み出すバーティカルな波形はリップからの抜けと滞空時間、トリックの完成度において高いクオリティを発揮しており、ボートの性能が技術を加速させ、競技の幅を一段階押し上げる瞬間が随所に見られた。表彰式ではマスタークラスの優勝者にスイスの高級腕時計EDOXが贈られており、単なる記録や順位にとどまらず、積み重ねた練習や挑戦への敬意が込められたその一本は選手の目に誇らしさと次なる意欲を宿らせていた。今大会はパフォーマンスを競うだけでなく、人と人、人とブランド、人と地域をつなぐ場として機能しており、こうした一面がこの競技の魅力をより深く物語ってくれた。シリーズ第3戦は8月24日(日)、愛知県常滑りんくうビーチでの開催が予定されている。琵琶湖で巻き起こった熱気が次なる舞台へとバトンを渡し、シーズンはまだまだ続いていく。
取材協力:ロータリーピア88
滋賀県大津市苗鹿3-12-1 TEL: 077-579-5554 URL:https://rotary-pier88.com
センチュリオンボートジャパン
滋賀県大津市苗鹿3-12-1(ロータリーピア88内) TEL: 077-579-5554 URL:https://centurionboats.jp
飛島マリンフェスタ2025が、7月20日(日)に愛知県飛島村の飛島マリンで開催された。マリーナには子ども連れの家族をはじめ、マリンレジャーに興味をもつ若者や地域住民など、幅広い層が足を運び、すっかり年に一度の恒例イベントとして、定着している雰囲気が感じられた。会場には多彩なブースが並び、キッチンカーや移動釣り堀、マリンワークショップ、操船体験など、どれも好奇心をくすぐる内容ばかり。なかでも「サンリオクレープ号」や「だきつきプリン」など人気キャラクターとのコラボブースは子どもたちの注目を集めた。マリーナ沖では、操船体験の艇が水面を行き交い、ハンドルを握る親子の笑顔が印象的だった。ボートに触れ、海の風を感じるこの時間こそ、フェスタの醍醐味といえるだろう。名古屋海上保安部の巡視艇も寄港し、間近で見られる巡視艇の姿に、人々の視線が集まった。また、当日は海上保安庁のヘリコプターが飛来。上空から会場の様子を撮影する姿に、多くの来場者が空を見上げて手を振る微笑ましい光景が広がった。終日、会場には子どもたちの笑い声が響き、参加するうちに自然と海や船に親しみ、安全意識や環境への関心が芽生えていく——そんな主催者の想いが、しっかりと形になっていた。この日、CBCラジオの沢井里奈さんも来場し、「飛島マリン presents VAST OCEAN」の現地収録を実施。フェスタの空気感そのままに、ラジオを通じて海の魅力が広がっていくことだろう。事故やトラブルもなく、円滑な運営のもとで無事終了した飛島マリンフェスタ2025。地域に根ざしながら、海の楽しさと大切さを伝える場として、来年の開催にも、今から大きな期待が寄せられる。
取材協力:飛島マリン
愛知県海部郡飛島村金岡37番地 TEL: 0567-55-2888 URL: https://tobishima-marine.com
ドローン撮影:飛島マリン kento
今月号も見応え十分の内容になっておりますので、ぜひご覧下さい!!