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2025.07.10Thu

ハイピッチvol.245発売!!

ハイピッチ発売

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7月10日にハイピッチvol.245が発売しました!!今月の表紙は、広田 ゆあさんです!!

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荒天をものともしない走航性能とラグジュアリーな居住性を両立した北欧の実力派──Nord Star 33+。フィンランド発のプレミアムボートブランド「NordStar(ノードスター)」は、プロフェッショナルユースにも耐える堅牢性と、北欧らしい機能美にあふれたデザインで知られる。その中核モデルに位置付けられるのが、全長約11メートルのミッドサイズクルーザー「Nord Star 33+」だ。一見して印象的なのは、そのボクシーで武骨とも言えるフォルム。荒れた北欧の海で鍛え上げられたこの船体は、単なるレジャーボートではないことを物語っている。ヘビーデューティーなFRP構造と高いフリーボードにより、荒天時の波浪にも安定した走航を実現。走りの根幹を担うV型ディープハルは、波を切り裂くように突き進み、長距離航行でも疲労感の少ない乗り味をもたらす。まさに“全天候型クルーザー”と呼ぶにふさわしい性能だ。パワートレインにはマーキュリー400V10ツインエンジンを搭載し、最大速度は約42ノットにも達する。さらに船底にはスタビライザーやバウ/スターンスラスターも装備されており、取り回しのしやすさも特筆すべき点。マリーナでの着岸や狭水路での操船も安心して行える。操船環境にも抜かりはない。コックピットは3面ガラスに囲まれたパイロットハウス構造で、抜群の視認性と全天候対応の快適性を確保。断熱性にも優れており、寒冷地や夏場の強い日差しの中でも、空調効率の高い快適な室内空間を保つ。運転席はシートポジション、ハンドル、スロットルすべてが人間工学に基づいて設計され、長時間の操船でも疲れにくい。また、サイドデッキにアクセスできるドアが操船席脇に備わっており、係留作業などの際にはすばやく船外へ移動できる。キャビンエリアも、このサイズのボートとは思えないほど広く贅沢に設計されている。バウ側には独立したマスターステートルームが配置され、ダブルベッドに加えて収納スペースも充実。アフト側にはゲスト用のツインキャビンが設けられており、最大で4人が無理なく宿泊可能だ。各キャビンには遮光ブラインドやエアコンもオプション装備でき、プライバシーや快適性にも配慮されている。独立したシャワー&トイレルームも用意されており、クルージング中もホテルライクな滞在が可能だ。また、パイロットハウス内にはキッチン&ダイネットを備えており、食事の準備から団らんまでこの空間で完結する。ガスコンロ、冷蔵庫、シンクといった設備のほか、ダイネットはL字型ソファ+昇降テーブルによりベッドにも変形可能で、日帰り利用だけでなく、長期クルーズを見据えた設計思想が感じられる。デッキレイアウトにも工夫が多い。前後のデッキはサイドウォークによりスムーズに行き来できるうえ、手すりやステップ配置も考慮されており、安全性が高い。アフトデッキは多目的に使える空間で、フィッシング・ダイビング・食事など用途に応じてアレンジ可能。必要に応じてサンシェードの設置やBBQグリルも取り付けられる。さらにスイミングプラットフォームは広く、水際でのアクティビティにも最適だ。「33+」の“+”は、単なるモデル番号ではない。このボートは、従来の33モデルをベースにキャビン構成の拡張やインテリアのアップグレード、エンジン出力の向上など、全体のパフォーマンスを“プラス”した進化形であることを示している。従来型の実用性と、新しい時代の快適性や洗練されたデザインが高次元で融合している。とりわけ注目すべきは、商用艇や巡視艇などにも採用される同ブランドの設計思想を一般ユーザー向けに落とし込んでいる点だ。趣味の範疇に留まらず、天候や海況に左右されない“信頼できる一艇”を求めるボートユーザーにとって、「Nord Star 33+」は理想に限りなく近い存在と言える。同ブランドには上位モデルとして「NordStar 36+」「Nord Star 42+」なども存在するが、33+はその中でも扱いやすさと本格性能を両立した“ちょうどいい”サイズ感で、多くのユーザーにとってベストバランスといえるモデルだろう。北欧の海が育んだ、タフで美しいクルーザー「Nord Star 33+」。それは、単なる移動手段を超えた、人生に寄り添う“もうひとつの空間”としての艇だ。

Nord Star 33+
Technical Data
エンジン:Merc400 V10X2基、全長:11.2m、全幅:3.4m、排水量:7,000㎏、燃料タンク:615ℓ、清水タンク:145ℓ、定員:12名

取材協力 (株)ユニマットプレシャス舟艇販売部 中部営業所
愛知県豊川市御津町御幸浜1-1-21TEL: 0533-75-2780 URL: https://mikawamito-marina.com/web/sale.php

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SEARAY(シーレイ)Sundancer DAO320 Euroは、アメリカの老舗ボートブランドSEARAYが展開する「サンダンサー」シリーズの中でも、特に欧州市場向けに最適化されたプレミアム・クルーザー。ラグジュアリーな装備と走行性能を備えたこの一艇は、「デイボートとしての開放感」と「クルーザーとしての居住性」を高次元で両立しており、スタイリッシュかつ実用性に優れたモダンなクルージング体験を提供する。欧州のマリーナや海域に適した仕様で構成され、外洋航行からコースタルエリアの優雅なクルーズまで、幅広いシーンに対応する。本艇最大の特長は、船外機仕様(Outboard)であるという点だ。エンジンには最新のMercuryVerado(ヴェラード)V10350を2基搭載し、最大出力は驚異の350馬力×2=700馬力。瞬発力のある加速と力強い巡航性能を実現しており、波をものともせずスムーズにプレーニングへ移行する。船外機ならではの整備性の良さや、エンジンを持ち上げて保管できる点も、日本の浅瀬や潮位差のあるエリアで大きなメリットとなる。デッキレイアウトは、開放感と使い勝手を追求したシームレスな設計。バウ(船首)には大型のサンラウンジャーを設置し、階段でアクセスできる構造に。広々としたクッション付きのソファは、家族やゲストと寛ぐのに理想的な空間であり、ドリンクホルダーやBluetoothスピーカーなどの快適装備も標準。コックピットにはL字型のラウンジシートと可動式テーブルが配置され、停泊中には食事や歓談のスペースとして活躍する。シートの背もたれは可変式で、サンベッドにも早変わり。アフトデッキにはウォークアラウンドスペースがあり、移動もスムーズ。トランサムの両サイドには専用のスイムプラットフォームを設け、船外機仕様でありながら快適な海へのアクセスを確保している。操船席は、左右2名が並んで座れるベンチタイプのキャプテンシートを装備。デュアルSimradタッチスクリーンによるナビゲーション、デジタルスロットル、オートパイロット、ジョイスティック操船など、現代のテクノロジーを網羅しており、直感的な操作が可能だ。走行時は防風性能の高いフロントガラスと、欧州仕様として広めに設計されたハードトップが乗員をしっかり保護。オープンエアでの航行も、サンシェードを展開することで快適性が損なわれない。キャビン内は、外観からは想像できないほどの居住性が確保されている。船首にはVバースがあり、日中はラウンジやダイネットとして、夜間にはベッドとして使用可能。ミッドシップにはセカンドベッドルームがあり、夫婦や友人同士、あるいは子ども連れのクルージングにも対応する。ギャレー(簡易キッチン)はシンク、冷蔵庫、電子レンジを完備し、軽食やドリンクの準備も快適に行える。独立したマリントイレとシャワールームも設けられており、長時間の航行やマリーナステイでも快適性を確保している。インテリアは、ダークウッドを基調としたモダンかつ落ち着きのあるデザイン。欧州市場を意識した素材選定や照明設計により、上質な空間が演出されている。大型の舷窓と天窓からは自然光が降り注ぎ、昼間は照明を必要としないほど明るい。エアコンや発電機もオプションで搭載可能で、天候や気温に左右されない快適な船内環境が整えられる。また、欧州仕様の特徴として、電装系はCE規格に準拠しており、電源・排水・安全装備も国際基準に対応している。地中海、バルト海、北海など、さまざまな海域で安心して使用できるスペックが確保されている。SundancerDAO320 Euroは、週末のクルージングから数泊のショートトリップまで、幅広いニーズに応える万能型クルーザー。船外機による優れた運動性能、快適なデッキとキャビン、そしてラグジュアリーな装備の数々が揃ったこのモデルは、家族や友人と過ごすかけがえのない時間を、より自由に、より豊かにしてくれる。“走る”、“遊ぶ”、“泊まる”という3つの要素を、高い水準でバランスさせたSundancer DAO320 Euroは、まさに現代的なヨーロピアンクルーザーの理想形。水上での新しいライフスタイルを提案する1艇として、確かな価値を提供する。

取材協力:アインスAリゾート株式会社
大阪府堺市堺区神南辺町四丁118 TEL:072-224-4040 URL: www.eins-a.jp

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グルメクルージング第244弾!!今回ご紹介するのは滋賀県守山市にあるヤンマーサンセットマリーナで楽しめる絶品ランチ。出発地点となるのは滋賀県大津市にある大津港マリーナ。どちらもヤンマーコーポレーションが管理・運営するマリーナで、それぞれ独自の魅力を持つ素敵なマリーナです。大津港マリーナは琵琶湖の中心部、大津市湖岸沿いに位置し、1998年に開設されたパブリックマリーナ。京阪大津線「びわ湖浜大津駅」から徒歩圏内という抜群のアクセス性を誇り、観光地として賑わうお洒落な湖岸エリアから歩いてマリーナを訪れることができます。マリーナでは艇置を中心にメンテナンスやライセンススクールなどの業務を行っており、経験豊富なスタッフがしっかりとマリンライフをサポートしてくれます。大津港マリーナからヤンマーサンセットマリーナまではボートで約20分と非常に近い位置にあり、気軽にランチクルージングで訪れることができます。

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今回は滋賀県大津市にある大津港マリーナから出航。1998年に開設されたマリーナで、京阪大津線「びわ湖浜大津駅」から徒歩で約3分という抜群のアクセスが魅力。観光地として賑わうお洒落な湖岸エリアにあるカジュアルな雰囲気のマリーナ。頼りになるスタッフも在籍しており、とても親しみやすいマリーナです。

取材協力:大津港マリーナ
滋賀県大津市浜大津5-3-10 TEL: 077-523-5568 URL: http://ohtsu-marina.jp/

ハイピッチお勧めのライフジャケットはこちら!!

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水感知膨脹式ライフジャケット ベストタイプ YWV-2620RS 30,800円(税込)
https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/cat/02/item/QR1TQKYWVW24

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マリーナに到着後はビジター桟橋にボートを係留し、フロントで受付を済ませます。ヤンマーサンセットマリーナは美しい自然に囲まれながら、琵琶湖の雄大な景観を楽しむことができ、都会の喧騒を忘れ琵琶湖を拠点に充実したマリンライフを過ごすことができます。

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また、マリーナにはハイクラスなホテルも併設されており、宿泊目的でマリーナを訪れるのもお勧めです。客室は全7室あり、こちらはマリーナ会員でなくとも宿泊できるため、気軽にワンランク上のステイを楽しめます。

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ホテルはマリーナ会員以外の方も泊まれます。客室は全7室で、プライベート感溢れる非日常のステイを楽しめます。泊まりのクルージングにも最適です。

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広々としたスイートルームには洗練された雰囲気が漂い、外のテラスには芝生エリアやハンモックがあり、琵琶湖を眺めながらリラックスした時間を過ごせます。ラグジュアリーな浴室も備わり、時間とともに移り変わる琵琶湖の眺望を楽しみながら、ワンランク上の上質なステイを楽しむことができます。

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目の前に広がる琵琶湖と繋がっている様に見えるインフィニティプールとジャグジーバス。ここは宿泊の際はぜひ利用したいお勧めの場所です。

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※一般のお客様の宿泊は可能ですが、ランチだけのご利用はできません。船で来たビジターはランチ利用可能です。

宿泊ではなく、お昼に訪れた際でも、併設するレストランで絶品のランチを楽しめます。

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カレーライス ¥2,100

編集部のお勧めは深いコクとスパイスの香りが絶妙に調和したカレーライス。こちらはレトルトでも販売されるほど人気の一品です。

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国産牛ハンバーグ ¥2,500

国産牛ハンバーグは噛むたびに豊かな肉の風味が溢れ出し、余韻まで楽しめました。

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ボロネーゼパスタ ¥2,200

ボロネーゼパスタはじっくり煮込まれたミートソースが、ひと口ごとに奥行きのある味わいを感じさせてくれます。

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スープ&パン ¥1,300

他にも、スープやパンもクオリティが非常に高く、湯気とともに立ちのぼる香りに誘われてスプーンを口に運ぶと、スープが優しく染みわたります。そして、こんがり焼かれたパンがその余韻をやわらかく受け止めてくれます。

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セットはサラダ+1ドリンク付 ※価格は全てセット価格。

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ヤンマーサンセットマリーナでは日本一の湖・琵琶湖という唯一無二の舞台を背景に、“水辺で過ごす贅沢な時間”をたっぷりと楽しませてくれます。マリンライフの入口として、あるいは新たなリゾートステイの選択肢として、訪れる人それぞれにとって、ここは忘れがたい記憶を刻む場所になると実感しました。ぜひ、クルージングで遊びに行ってみてくださいね!!

ヤンマーサンセットマリーナ
滋賀県守山市水保町1380 TEL: 077-585-1212
Food 11:00〜15:00(L.O 14:30)
Drink 9:00〜18:00
URL: https://y-sunsetmarina.com

スペシャルサンクス:大津港マリーナ 辻元一紀さん、ヤンマーサンセットマリーナ中村好美さん、モデル/広田ゆあ 、text/photo:編集部

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ヨーロッパで開発され、JCI(日本小型船舶検査機構)の限定沿海区域での航行許可を正式に取得した次世代ウォータークラフト「JetCar(ジェットカー)」が、ついに日本に初上陸。その舞台となったのは、東京都江戸川区に拠点を構えるマリーナ「泉マリーン」。見る者の視線を奪うラグジュアリーなボディラインと、水上を疾走するスピード感が融合した“走るアート”が、日本の海に新たな息吹をもたらした。JetCarは、水上を走るために設計された、クルマ型の革新的なウォータークラフト。そのフォルムは、ロールスロイスを彷彿とさせるほど精緻に造形されており、見る者に強烈な印象を与える。船体にはFRP(繊維強化プラスチック)をはじめとする軽量で高強度な素材が用いられ、優れた浮力性能と堅牢性を兼ね備える。海面をなめらかに駆け抜ける、ダイナミックな加速がこのクラフト最大の魅力といえるだろう。動力には、水中から水を吸い込み、後方に高圧で噴射して推進力を生み出すジェット推進方式を採用。高い操縦性を備え、浅瀬でもスムーズな走行を実現。モデルによっては最高時速70〜80km/hという高性能を誇り、その走行体験はまさに「水上を走るクルマ」といったような快感をもたらす。操縦はハンドルとアクセルペダルで行い、操作感覚はまさにドライビングそのもの。キャビンは4人乗りの設計で、シンプルながらも上質なインテリアが広がる。乗員の安全性を確保しつつ、快適な移動空間としての機能も高い水準で実現。今回導入されたモデルは、ヨーロッパで製造されたボディに、日本製のYAMAHAウェーブランナーのエンジンを搭載。JCIの厳格な検査基準をクリアし、日本の海域での航行が公式に認められている。すでに欧州や中東の高級リゾート地では富裕層から熱い注目を集め、SNSを通じてそのインパクトあるビジュアルが話題となっているJetCar。ラグジュアリーな装備、唯一無二のデザイン、そして非日常を体感できるその走りは、既存のマリンレジャーの価値観を根本から覆す力を秘めている。水上に現れたこの新時代のアイコンが、日本のマリンシーンに新たな風を吹き込もうとしている。

JetCar
スペック:主要諸元
全長 17.5 ft/5.33 m 全幅 2.15 m 燃料容量 70 L
エンジン 1×YAMAHA 1.8L Supercharger
最大出力 1×260 HP 定員 4名

取材協力:イズミマリーン
東京都江戸川区東篠崎1-4-13 TEL:03-5243-1230 URL: https://izumimarine.co.jp

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釣り人の記憶に刻まれた“一尾”を、かたちとして残す――「俺ん家」飛魚丸は、魚の剥製を専門に手がける工房だ。長年培ってきた精緻な技術と卓越した審美眼を注ぎ込み、今にも泳ぎ出しそうなほど躍動感あふれる一体を、すべて手作業で丁寧に仕上げていく。その工程は、標本づくりの域をはるかに超えている。下処理から乾燥、造形、着色に至るまですべてを一貫して行い、ヒレの広がりや色彩までも忠実に再現。釣り上げた瞬間の記憶や手応え、あの海の光景までも蘇らせるような“命ある剥製”へと昇華させている。真鯛、カンパチ、シーバス、シイラ、飛魚、さらには大型のカジキ類まで幅広く対応してきたが、近年はカジキ類に特化したオーダーが中心に。全国から依頼が寄せられ、釣果の記念としてはもちろん、トロフィー代わり、大会入賞の副賞、店舗装飾や贈答品としても高い評価を得ている。「剥製は、命を無駄にしないひとつのかたち」。その言葉のとおり、釣り上げた魚への敬意と、釣った者の誇りがすべての作品に込められている。制作費は1kgあたり10,000円からで魚種により変動があり、芭蕉カジキは価格で一番高価、シロ、クロ、マカジキは11,000円から、最低制作重量は15kgで、それ以下の魚でも15kg換算となる。現在は岐阜県白川町に工房を構え、作業効率と環境の両面で理想的な場を確保。四方を山に囲まれ、裏手には飛騨川が流れるこの地を、代表の谷社長も気に入っているという。実際に訪れてみれば、ものづくりに集中できる理由がすぐにわかるはずだ。命と向き合い、記憶を刻む一尾。あなたも、心に残る一体を持ってみてはいかがだろうか。詳細は、ぜひホームページで確認してほしい。

魚類剥製アフターフィッシングギア
「俺ん家」飛魚丸
〒509-1106岐阜県加茂郡白川町坂ノ東5378−1 Tel:(080) 5119-0552
URL: https://tobiuomaru.net

今月号も見応え十分の内容になっておりますので、ぜひご覧下さい!!