2月10日にハイピッチvol.240が発売しました!!今月の表紙は、中山亜美さんです!!
今回ご紹介する「YAMAHA AR250」は1.9LのHO(ハイアウトプット)エンジンを2基搭載した抜群の加速性能に加え、7インチマルチファンクションディスプレイ「CONNEXT」の採用により、エンジン情報や走行情報などの集中管理を実現。先進技術を多数活用することで、快適なドライブフィーリングはもちろん、利便性も両立した機能的なモデルとなっている。まずは走行面から見ていくと、業界最高排気量となる1.9LのHOエンジンを搭載したことで、航行時には40ノットオーバーの圧倒的な乗り味を楽しませてくれる。ヤマハスポーツボートはジェット推進を採用することで、艇体に対し推進力の位置が高くなるため、スターンドライブ艇などに比べ、バウアップも少なく、素早くプレーニング状態に入ることができる。また、ジェットポンプノズルと連動する可動式キールを装備したことで、優れた保針性と舵効き性能を実現している。特に印象的だったのはステアリングの操作性の良さ。スムーズなハンドリングは操船する楽しさを存分に感じさせてくれそうだ。旋回時には安定した姿勢を維持しつつ、鋭いターンを披露。その場での360度回転もスムーズで、かなり小回りの効くタイプとなっている。続いて、デッキエリアを見ていくと、バウデッキにはラウンドタイプのバウシートが設置され、バックレスト、ドリンクホルダー、スピーカーを機能的に配置するなど、のんびりと寛げる空間を演出。取り外し可能なセンタークッションはテーブルだけでなく、フラットなスペースとしても活用でき、航行時や停泊時など、状況に応じて様々なシートアレンジを楽しめる。ヘルムは機能的な配置で構成され、7インチマルチファンクションディスプレイ「CONNEXT」を採用したことで、エンジン情報や走行情報などを集中して管理できるだけでなく、タッチパネルとジョイスティック操作により、最高速度や加速度の調整はもちろん、ライト、オーディオ、ブロアーなどの操作もスマートに行える。これだけの機能性を持ち合わせながら、収納力もしっかりと確保されており、ヘルム横の床面には長尺物も入れられるストレージを確保。左舷側にはポータブルトイレも設置可能な大型ストレージを確保し、ライフジャケットやマリングッズなど、大容量の収納にも対応している。2つのワイドなバックレストを装備したスイミングプラットフォームはマリンスポーツの準備だけでなく、休息スペースとしても充分な広さを確保。水上からでも届く位置にドリンクホルダーやオーディオを配置するなど、遊びのシーンを意識して、機能的にレイアウトされている。「YAMAHA AR250」は抜群の操作性や爽快な加速性能はもちろん、充実した先進機能や装備を兼ね備えた完成度の高い1艇と言えそうだ。
YAMAHA SPORT BOAT AR250 メーカー希望小売価格:16,303,496円
全長:7.5m、全幅:2.6m、完成質量:1,824kg、定員:11名、搭載エンジン:1,898cc High Output Engine × 2、エンジンタイプ:4ストローク/4気筒、搭載馬力:195ps×2、燃料タンク容量:284L、使用燃料:無鉛プレミアムガソリン、航行区域:限定沿海(母港から1時間の範囲で陸から5海里の範囲)
取材協力: ヤマハマリーナ浜名湖 静岡県湖西市入出字長者1380 TEL:053-578-1114 URL: https://hamanako.yamaha-marina.co.jp
ヤマハ発動機株式会社 静岡県湖西市新居町新居3078 TEL: 053-594-7469 URL: https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/
2024年12月21日、東京都港区、浜離宮に面したウォーターズ竹芝の桟橋には、レクサスLY650と、ヴァイキング 58Cが係留されていました。LY650は、全長19.94m、全幅5.76mの艇体にパワートレインとしてボルボペンタ製IPSを採用したフライブリッジタイプのラグジュアリー・サロンクルーザーです。一方、ヴァイキング58Cはスポーツフィッシャーで全長17.96m、全幅5.41mにマンディーゼルのインボード仕様となっています。これら2艇の大型艇が並ぶ桟橋と陸上のウォーターズ竹芝アトレ内「BANK30」にて「RUF×CARGUY×SEAGUY Christmas Party(ルーフxカーガイxシーガイ・クリスマスパーティ)」は開催されました。
このパーティを主催する木村武史氏は不動産事業・株式会社ルーフ(RUF)の代表であり、スーパーカー・モータースポーツのエンターテインメント・プロジェクトのCARGUY、海とボートのエンターテインメント・プロジェクトのSEAGUYを立ち上げた人物です。もっとも一般的にはレーシングドライバーとして著名な方であり、WEC世界耐久選手権やELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズなどで活躍しています。これまでは年末にかけて六本木などでRUFとCARGUYの関係者を集めたパーティを実施してきたそうです。2024年からは従来にSEAGUYが加わり、会場もウォーターズ竹芝へ移転、実に1,200名規模のゲストを招いてのクリスマスパーティです。ゲストの中には木村氏とも親交のあるアーティストm-floも参加、実に華やかなパーティとなりました。海上には2艇が並び、ライトアップ&デコレーションされ、LY650は体験試乗会も実施。一方陸上にはメルセデスAMGONE、フェラーリF40など、木村氏が所有するスーパーカーコレクションがずらりと展示されています。さらに2台所有しているトヨタGRヤリスなども並び、特に注目を集めたのがWEC参戦時に使用していたフェラーリ488GTEでした。メイン会場となる「BANK30」内には、カジノを模したゲームコーナーが設けられ、ボードゲームやカードゲームを楽しめました。もちろん、バックには生バンドの演奏が流れています。さらには、ZENKAI RACINGの提供による本格的なレーシングシミュレーターがずらりと並び、本格的なレースを体験できる工夫までなされていました。海とラグジュアリーボート、スーパーカーコレクションなどと合わさった世界観はとても東京にいるとは思えない非日常的な別世界に存在しているかのようなパーティでした。実際に木村氏に話をお聞きしました。木村氏によりますとCARGUYもSEAGUYもRUFの中の「ひとつのチーム」ということです。海とボートの世界については実は10年以上前から興味があったとのこと。横浜ベイサイドマリーナのバースも長年予約し続けており、LY650を購入する以前から保管スペースは確保していたというから驚きです。WECのドライバーとしてレクサスとも密接な繋がりがある木村氏はLY650を購入しました。SEAGUYのスタッフも含めて全員で小型船舶免許を取得したそうです。昨年中にLY650に乗って沖縄へのロングクルージングも行っています。釣りには向かなそうなLY650ですが、このボートでルアーフィッシングを楽しんでいたそうで、ナブラを見つけてはキャスティングを繰り返し、なんとキハダマグロも釣り上げたそうです。SEAGUYのスタッフの中には寿司職人もいるため、船上で調理して食べるのも楽しみとのことです。LY650の他に東京湾での釣行用にヤマハDFR36を購入、次いで今回のパーティにも登場したヴァイキング 58 Cを購入したそうです。いずれも横浜ベイサイドマリーナに保管しているとのことですが、なぜ3艇も?という疑問をぶつけると、「お客様を呼んだ時にご家族までいらっしゃる場合は、こちらのスタッフやクルーを含めても10名じゃ済まないんです。どうしても20名以上になってしまう。そうするとボートで遊ぶのには1艇では足りません。そういう訳で3艇揃えました」とのことです。木村氏曰く「とにかく自分の面白いと思うことを楽しんでいます。SEAGUYもその一環で始めました。このパーティも、スーパーカー、クルーザー、ゲーム、お酒、音楽、クラブと、とにかく私が面白いと思うこと」を詰め込んでいます。こういう楽しい世界観を頭に描くと、絵コンテが浮かんでくるです。だから毎年のパーティも私自身がすべて企画しているんです」と実に楽しそうに話していただきました。今後は全国の港にボートを置きいつでも遊べるようにSEAGUYをスケールアップさせていきたいそうです。さらにはビルフィッシュトーナメントへのスポンサードを含めた参入も検討したいとのこと。木村氏とSEAGUYの活動、ますます楽しみになってきます。
グルメクルージング第240弾!!今回ご紹介するのは愛知県の日間賀島にあるお宿「晴快荘」です。お店を紹介してくれたのはNTPマリーナ高浜とモデルの中山亜美さん。NTPマリーナ高浜は名古屋市から車でおよそ45分という便利な距離に位置し、マリーナからはボートで三河湾に浮かぶ佐久島や日間賀島といった島々へ、わずか30分から40分ほどでアクセスが可能です。最大25トンまで揚降可能なボートホイスト、海上からでもスムーズに給油が行える給油施設も完備。経験豊富なスタッフが常駐しており、メンテナンスに関する相談はもちろん、初心者でも安心して利用できるよう手厚いサポート体制が整っています。そんなNTPマリーナ高浜から出航して今回は日間賀島の西港へと向かいます。西港からお店までは徒歩7分ほどの距離で、島の雰囲気を楽しみながらのんびりと歩けば、あっという間の距離です。今回ご紹介する「晴快荘」は、2021年にリニューアルを遂げ現代的な感性を取り入れた「和モダン」をコンセプトにしたデザインへと生まれ変わりました。優しい照明がもたらす柔らかな光の陰影が、館内に落ち着いた温かみを与えており、ノスタルジックな気分を呼び起こしながらも、現代のモダンなエッセンスと見事に調和しています。日間賀の穏やかな雰囲気と合わさり唯一無二の癒しの空間が感じられるお宿です。そんなお宿で今回いただいたのは3月いっぱいまで提供されているフグのコース。地元の漁師から直接買い入れた新鮮な「とらふぐ」を贅沢に使用した料理の数々が楽しめるコースです。その中で初めにご紹介するのが「てっさ」です。熟練の技で一枚一枚薄く切り出された刺身は見るだけでも楽しめる芸術的な仕上がりです。特に、日間賀島の新鮮なフグだからこそ味わえる透明感のある味わいは、ここならではの美食。フグの持つ魅力を最もシンプルかつ贅沢に引き出した一皿です。次にご紹介するのはフグの鍋「てっちり」です。コラーゲンたっぷりで厚みのある柔らかな身が野菜の甘みが溶け込んだ出汁と一体となり、深みのある味わいが楽しめます。寒い冬には嬉しい、体が芯から温まる一品です。てっちりの後は「ふぐ雑炊」。フグのうま味が染みた米がほどけるように口の中で広がり、噛むほどにだしの深みが際立ちます。スープと卵が一体となり、舌に優しい食感と豊かな風味を感じさせる、フグ鍋の旨みを余すことなく堪能できる一品です。他にも多彩な調理法で日間賀島のフグを存分に味わうことができる、魅力が詰まったコースです。最後に、今回のコースには含まれていませんが、ぜひご紹介しておきたいのが「白子焼き」です。大ぶりの白子は捌きたてのフグのものを使用しており新鮮。とろーりとクリーミーな舌触りで濃厚な味わいで、まさにこの季節ならではの贅沢なグルメです。こちらもぜひご賞味ください。お店は日間賀島にあるため、グルメクルージングの目的地として最適です。さらに、島内にはさまざまな見どころが点在しており、食事とともに観光も楽しめる魅力的なスポットです。折角訪れるのであれば、美味しい料理を楽しむだけでなく、島でゆっくりと羽を伸ばして非日常の時間を満喫するのもおすすめです。ぜひ一度、足を運んでみてください。
スペシャルサンクス:日間賀島 清快荘 女将さん NTPマリーナ高浜、モデル/中山亜美、text/photo:編集部
取材協力:NTPマリーナ高浜 愛知県高浜市青木町1丁目1番 TEL:(0566)54 – 5300 https://www.ntp.co.jp/marina/takahama/
日間賀島 晴快荘 〒470-3504 愛知県知多郡南知多町日間賀島字上海68番地(日間賀島西港)
TEL:0569-68-2050 URL: https://seikaiso.co.jp
ハイピッチお勧めのライフジャケットはこちら!!
水感知膨脹式ライフジャケット ベストタイプ YWV-2620RS 28,380円(税込)
https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/cat/02/item/QR1TQKYWVW24
横浜ベイエリアで1900坪の修理施設を有する大型のメンテナンス施設、横浜コットンハーバー ボートヤード。いわゆる一般的なマリーナとは全く違った位置に存在する施設で船の保管は行っていない。こちらの主なサービスとしては、船舶の修理・メンテナンス、輸入艇の通関手続きや検査など、船舶に関する幅広いサポートを提供しており100フィートクラスの大型船舶の上架が可能な日本最大級のマリントラベリフトを2基備えている。こちらの一番の売りは横浜港に位置し、輸入艇が本船で日本に到着した時にそのままコットンハーバーに曳航して上架し、保税ができ、通関手続きまで一連の作業がここだけで出来てしまう事。日本に入ってくる輸入艇の多くはコットンハーバーのお世話になっている。これらの一連の作業が1箇所で出来てしまうのは、個人輸入者でも安心して任せることができるのではないであろうか。また、それだけに止まらず、コットンハーバーでは通関後、日本で乗るためのJG、JCI検査が受かるように完璧に整備もしてくれるのだ。ここまで最後まで見てくれるのは本当に安心でき、欠かせない存在の施設ではないだろうか!そして、更にもう一つの売りが塗装技術の凄さ。こちらは全天候型の大型ハンガーがあり70フィートまで対応可能。天候やちりなどを気にせず塗装を行うことが可能。塗料を保管する棚には自動ミキシングマシーンが備え付けられており、1日に一度はスイッチを入れ棚に置かれている各種塗料を機械がかき混ぜて、塗料一つ一つを大切に管理している。塗装に関しては各方面からの評判も本当に高く、あるメーカーの担当者からは日本一と賞賛されたほど。みなとみらいを一望する横浜ベイエリアで日本有数の設備を用意し安全な航海を手伝ってくれるここ横浜コットンハーバーボートヤードの魅力を今回はご紹介した。是非一度、船か車でも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
取材協力:横浜コットンハーバーボートヤード 〒221-0053神奈川県横浜市神奈川区橋本町2-1-30TEL:045-440-6761 URL: https://www.yokohama-boatyard.com
ヤマハ発動機が展開する水上バイク「WaveRunner」シリーズの2025年モデルが2025年2月より順次発売となった。今回のニューモデルは、ラグジュアリーモデル「FX Cruiser SVHO」、「FX Cruiser HO」、パフォーマンスモデル「GPSVHO」、レクリエーショナルモデル「VX CruiserHO」、一人乗りスタンドアップモデル「SuperJet」の計5つのラインナップで構成され、多様な用途に対応している。特に2024年モデルと比較して際立つ変更点としては、ヤマハ株式会社が専用設計したオーディオシステムの搭載が挙げられる。「SuperJet」を除いた4モデルに新たに標準搭載されたこのシステムは、高感度かつパワフルなスピーカーと大出力の連続再生が可能なアンプ、さらに音響チューニングの最適化によって、これまでにない楽しみ方を提案する要素となっている。また、コネクスト・マルチファンクションディスプレイもより見やすく、使いやすく進化し、「FXCruiserSVHO」や「FX Cruiser HO」に採用された7インチタイプでは好みに合わせてディスプレイのレイアウトとテーマを6種類から選択可能で、電話やテキストの通知機能に加え、GPS対応マッピングなどの操作も容易に行える。パフォーマンス/レクリエーションシリーズには、4.3インチのコネクストマルチカラーLCDを搭載したことで、カスタマイズされた快適なドライブコントロールが可能となっている。また、「SuperJet」は定評のあるホワイトを基調にブラックのアクセントという従来のカラーリングを継承しつつ、ハンドルポールをブラックに変更することでより力強さを感じさせる仕上がりとなった。2025年モデルの「WaveRunner」は、専用設計の高音質オーディオシステムの搭載やライダーをサポートする機能性の向上、洗練されたデザインが大きな特徴となっている。今年も充実したラインナップが揃っており、ライダーに魅力的な選択肢を提供してくれそうだ。
公式サイトはこちら
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/waverunner/
画像提供:ヤマハ発動機株式会社 TEL: 0120-090-819 URL:http://www.yamaha-motor.co.jp/marine/
今月号も見応え十分の内容になっておりますので、ぜひご覧下さい!!