12月10日にハイピッチvol.250が発売しました!!今月の表紙は、LEXUS CATAMARAN CONCEPT です!!
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10月30日(木)〜11月9日(日)、東京ビッグサイトにて、「Japan Mobility Show 2025」が開催された。今年のLEXUSブースには海上での移動を再定義する「LEXUS CATAMARAN CONCEPT」を展示。太陽光パネルを組み込んだハードセイルと自動操船技術により、風と太陽光を動力として活用しつつ、操船要員を必要としない“完全なプライベート空間”を実現する構想で、来場者から大きな注目を集めていた。また、LEXUSブース全体では陸・海・空を包括する“360度モビリティ”を示す構成で、従来の「LuxurySedan」に代わる新しいフラッグシップとして「LuxurySpace」を掲げ、空のモビリティ「JOBY」を含めて、移動の価値そのものを再編しようとする姿勢が示された。一方、同じ会場内ではトヨタ自動車が唯一無二の日本車「CENTURY」のコンセプトカーを展示し、来場者に新たな物語を予感させた。他にも、誰でも組み立てや修理が可能な「IMVOrigin」をはじめ、小型EVプラットフォームや業務用ユニットなど多様なモビリティが展示されており、未来の移動が単一のカテゴリーではなく、多層的に結びつく時代へ向かうことを示唆していた。
取材協力:トヨタ自動車株式会社マリン事業部
TEL:0533-58-2451 URL:https://www.toyota.co.jp/marine/
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2026年、ヤマハウェーブランナーに待望の新ラインアップが登場した。目玉となるのは、久々の日本専用モデルであり、同時にWR誕生40周年を記念した特別仕様「FX Japan Limited」である。煌めく深紅のボディに包まれたこのモデルは、全長3.58m・全幅1.27m・全高1.23mの堂々たるサイズに、乾燥質量398kg、3名定員という余裕のパッケージを備える。70Lの大容量タンクと250PSを発揮する1812㎤・4ストローク4気筒エンジンを搭載し、プレミアムガソリン仕様として高い走行性能を追求した構成となる。一方、US市場で先行展開されてきた「JetBlaster」がついに日本へ初導入されることになった点も大きなトピックである。Imperial Red / Nightshade、Azure Blue / Lunar Yellowという鮮烈な2色展開を採用し、全長3.00m・全幅1.14m・全高1.18m、乾燥質量247kgと軽快なサイズ感を実現。定員3名、50Lタンク、110PSを発揮する1049㎤・4ストローク3気筒エンジンを搭載し、レギュラーガソリン仕様で扱いやすさが際立つ。特別モデルと新導入機が加わったことで、40周年の区切りを鮮やかに印象づける構成となった。
画像提供:ヤマハ発動機株式会社 カスタマーコミュニケーションセンター
TEL: 0120-090-819 URL:http://www.yamaha-motor.co.jp/marine/
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秋晴れの西浦シーサイドに、S-1特有の張り詰めた空気が流れ込んだ。舞台となったのはマリンショップアルファ西浦シーサイド店。三河湾を望む開けたロケーションと、販売・保管・メンテナンスまでライダーをトータル的にサポートできる充実した設備を備え、ウェーブランナーのユーザーが自然と集まる人気ショップだ。この場所で11月2日(日)に、マリンショップアルファ主催のS-1グランプリ全国大会が開催され、全国各地のスラローム愛好家が西浦シーサイド店に集まった。S-1は設定された専用のスラロームコースを一人ずつ走り、タイムを削り合う競技。加速の僅かなタイミングやコーナーリングの角度といった細かい操作が記録を左右するため、経験者ほど「沼」にハマる奥深さがある。また、対面せずに走行できる競技特性から初参加の敷居が低く、ベテランとビギナーが同じ場に立てる点も人気の理由である。今大会のエントリーは4クラス構成。4ストロークスタンドアップで争うSJクラス、EXやVXなどが軸となる1100クラス、自然吸気の1.8L/1.9Lエンジン搭載モデルによる1800NAクラス、そして過給モデルで迫力ある勝負が展開される1800SCクラスだ。今大会には4クラス合わせて合計50エントリーが集まった。ライダー達は午前と午後に各1走ずつ行い、速い方のタイムを公式記録とするシンプルかつ緊張感のある方式で競技が進んだ。最も注目を集めたのは1800SCクラスである。ここにはクローズドレースの現役全日本チャンピオン・奥拳太選手も参戦。普段は異なる競技領域で戦うトップライダーの走りは選手達からの注目度も高かった。このクラスではS-1を長く走り続けてきたベテラン、鈴木克昌選手が、この日ただ一人の19秒台を叩き出し、1800SCクラスを制覇。奥選手も競技特性の違いをものともせず2位に食い込み、王者らしい技量を見せた。ライダー達が走行を終える度にコース上には白い航跡が幾重にも刻まれ、S-1という競技の純粋さが際立つ光景が広がっていた。タイムを争う緊張感と、走り終えた後のライダー同士の笑顔が共存するのがS-1の文化であり、今大会はその本質をよく映し出していた。0.1秒をめぐる攻防が生む緊張と高揚が、S-1の厚みを今年も鮮明にした。受け継がれる走りの文化とともに、来季もこれまで以上に熱い戦いが繰り広げられるだろう。ぜひ多くのライダーにこうした大会に積極的に参戦し、スキルを磨いて欲しいと思う。
取材協力:マリンショップアルファ西浦シーサイド店
愛知県蒲郡市西浦町倉舞52 TEL: 0533-57-5315 URL: http://www.marinejet.co.jp
ヤマハ発動機株式会社
静岡県湖西市新居町新居3078 TEL:053-594-7469 URL: https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/waverunner/
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グルメクルージング第250弾!!!今回ご紹介するのは愛知県蒲郡市の「キッチン千賀」。創業50年を超える老舗「割烹料亭千賀」が手がけた洋食店です。お店を紹介してくれたのは豊田マリンの原さんと、モデルの西村唯万さん。
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今回、取材に協力してくれた豊田マリンは、艇の販売や保管、修理まで幅広くサポートし、初心者からベテランまで安心して相談できる心強いマリーナです。
豊田マリンは、艇の販売・保管・修理はもちろん、これからボートを始めたいという方の相談にも優しく応じてくれるマリーナで、経験の有無を問わず誰でも気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力です。スタッフの対応も丁寧で、海の遊び方や艇の扱い方についてもわかりやすく案内してくれるため、オーナーにとってもビギナーにとっても頼もしい存在です。
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取材協力:豊田マリン
愛知県蒲郡市三谷町松前2 TEL:0533-68-7922 URL: https://www.toyoda-marine.com
ハイピッチお勧めのライフジャケットはこちら!!
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水感知膨脹式ライフジャケット ベストタイプ YWV-2620RS 30,800円(税込)
https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/cat/02/item/QR1TQKYWVW24
上陸後徒歩5分
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そんな豊田マリンから歩いてすぐの距離にあるのが、今回紹介する「キッチン千賀」です。地元の方はもちろん、蒲郡周辺にクルージングで訪れるボートオーナーにも親しまれているお店です。
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豊田マリンからすぐの距離に位置する、老舗割烹が手がけた本格洋食店「キッチン千賀」。クルージングのランチにも組み込みやすく、覚えておきたい一軒です。
店内に足を踏み入れると、気取りのない温かさがじんわりと伝わってきます。洗練されつつも落ち着いた雰囲気が心をほぐし、清潔感のある空間には、家庭の延長のような安心感と、品の良さが自然に同居しています。初めて訪れてもリラックスして食事を楽しめる、そんな空気が静かに流れているお店です。
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店内は明るく清潔感に満ちており、食事の時間を心地よく過ごせる空間です。料理を運ぶ猫型配膳ロボットBellaBotが、空間に楽しさを添えていました。
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うなぎ丼 上 ¥3,850
今回いただいた料理の中でも、まず特筆したいのが「うなぎ丼上」です。使用されているのは、全国的にも評価の高い三河一色産のうなぎで、ふっくらと焼き上がった身に割烹料亭千賀が長年継ぎ足してきた秘伝のタレがしっかり絡み、香ばしさと深みのある甘みが絶妙のバランスで広がります。タレの輪郭がはっきりしていながら雑味がなく、老舗ならではの積み重ねを感じさせる味わいで、口に運ぶたびに「老舗割烹がつくるうなぎとはこういうことか」と頷きたくなる満足感があります。
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特選定食 ¥3,080
そして、うなぎだけでなく、定食メニューの充実ぶりも「キッチン千賀」の魅力の一つです。今回は「特選定食」「盛り合わせ定食」「ハンバーグ定食」をいただきましたが、大ぶりのエビフライは、その存在感だけで食欲が刺激されるほど立派で、噛めば衣の香ばしさと身の弾力がしっかり感じられます。ふっくらと焼き上げられたハンバーグは肉感がありながらも重くならず、一口ごとにふんわりと広がる肉の旨みが食欲を誘います。さらに刺身は様々な魚類が盛り付けられた色鮮やかな一品で、素材の鮮度がしっかり光り、割烹を母体に持つお店ならではの、洋食店にいながら和食の魅力を一度に楽しめる満足度の高い内容になっています。いずれの定食も「しっかりした食事をした」という満足感が心地よく残り、この店ならではの味わいを堪能できました。
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盛り合わせ定食 ¥2,300
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ハンバーグ定食 ¥1,700
巨峰シャーベット ¥400 / フルーツの盛り合わせ ¥600
食後には単品でフルーツの盛り合わせとシャーベットをいただきました。フルーツの盛り合わせは、食事の余韻を邪魔しない自然な甘さが心地よく、締めの一口としてぴったりな一皿でした。一方、シャーベットは巨峰のシャーベットで、ひと口ごとにすっきりとした果実味が広がり、食後の口を軽やかに整えてくれる存在でした。
また、「キッチン千賀」では今回いただいたメニュー以外にも、地産地消を大切にしながら、その時期に地元でおいしい海鮮を使った料理を提供しており、蒲郡ならではの味を気軽に楽しめる点も一押しポイントです。たとえば、今のおすすめは三河湾で水揚げされた脂のりのよい旬のサワラを一本丸ごと仕入れ、店内でさばいて仕上げるサワラのたたきや、三河湾の漁港に上がった金目鯛を使った煮付けも人気とのこと。こうした地元の海の恵みを生かした料理と出会えるのも、この店ならではの魅力です。観光客はもちろん、地域の人々やマリーナに訪れるボートオーナーにも親しまれてきたお店で、幅広い世代から支持されているのだろうと自然に感じさせてくれるお店でした。豊田マリンを訪れた際に歩いて立ち寄るのはもちろん、クルージングで蒲郡周辺に訪れた際のランチスポットとしてもぴったりのお店です。海を眺めながらのボートレジャーと、おいしい食事は相性抜群で、ちょっとした旅気分をぐっと豊かにしてくれます。皆さんもぜひ、「キッチン千賀」を目的地にしたボートでのグルメクルージングを計画してみてください。海と食がつながるだけで、いつものクルージングがもっと忘れがたい時間に変わるはずです。
キッチン千賀
愛知県蒲郡市三谷町若宮90 TEL: 0533-69-8089
【営業時間】
平日: 9:00〜14:30 土日: 9:00〜20:00
毎週水曜日と第3火曜日定休 ※年末年始の営業につきましては、公式HPをご確認ください。
スペシャルサンクス:キッチン千賀さん、豊田マリン 原 茂森さん 、モデル/西村 唯万、text・photo:編集部
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2025年9月20日、静岡県浜松市の舘山寺町内浦特設会場にて「CENTURION WAKE SURF HAMANAKO OPEN 2025」が開催された。国内外のトップライダーからビギナーまで幅広い層が集まる日本屈指のウェイクサーフィンイベントであり、今シーズンのシリーズ最終戦として年間ランキングの行方を左右する注目の一戦となった。しかし、会場では選手同士が自然体で言葉を交わす姿や、初めて訪れた観客でも気負うことなく楽しめる空気感が広がり、この大会が持つ“参加しやすさ”が際立っていた。今大会の競技艇には、世界公式大会でも採用されるCenturionRi230が投入され、その「長くて押しの強い波」がライダーたちのポテンシャルを大きく引き出していた。クリーンで伸びのある波は高度なトリックを狙うのに理想的で、ライダーたちはその特性を巧みに乗りこなし、自らの技術を最大限に表現していた。観客席からは、完成度の高いトリックが決まるたびに歓声が上がり、会場全体が一体となって競技の熱気を共有していた。シリーズ最終戦として王者が決まる瞬間を見届けようとする仲間やファンの思いも相まって、会場の空気は一段と高まっていった。しかしながら、その熱気は単に勝敗を巡るものではなく、ウェイクサーフィンを愛する者同士が互いの挑戦を称え合い、高め合う姿が随所に見られたことによって、より豊かなものになっていた。緊張感あるトップライダーのランと、自分らしいペースで波に向かうビギナーのランが同じ会場で繰り広げられる。挑むレベルは違っても、同じスポーツを愛する仲間として自然な連帯感が生まれていく。その姿は、競技としての成熟と裾野の広がりを象徴するものでもあり、この大会の本質的な魅力を際立たせていた。今季WSWSも、次季開催を心待ちにしてしまう熱量と共に閉幕した。
取材協力:センチュリオンボートジャパン
滋賀県大津市苗鹿3-12-1(ロータリーピア88内) TEL: 077-579-5554 URL:https://centurionboats.jp
富士マリーナ
静岡県浜松市西区呉松町1229 TEL: 053-487-0884 URL: https://www.marine-dealers.net/fuji-m/
今月号も見応え十分の内容になっておりますので、ぜひご覧下さい!!






















