1月10日にハイピッチvol.203が発売しました!!今月の表紙は、森下 彩七ちゃんです!!
LEXUS YACHTSのストーリーは、2017年1月に始まった。コンセプトボート「LEXUS Sport Yacht Concept」がフロリダで発表され、北米のボートユーザーを驚かせたことは記憶に新しい。それから2年半後の2019年9月、待ちに待った市販モデルLEXUS LY650のワールドプレミアがフロリダ州ボカラトンで行われ、10月にはボートショーで、一般に公開された。日本には、世界的な混乱の影響を受け、ワールドプレミアから2年遅れて2021年の上陸となった。そして、2021年10月、プレス向きにジャパンプレミアが開催され、全貌があきらかになった。LEXUSLY650は多様化するお客様のニーズやライフスタイルに寄り添うことを目指すLEXUSが、クルマに留まらない新たな提案として開発。そのカッティングエッジなデザインは、レクサスのデザインチームのもの。インテリアは、メガヨットのデザインや設計を手がけるヴェネチアのNuvolari & Lenardとレクサスデザインのコラボレーション。先進的なイタリアンデザインに加え細部まで作りこんだ「おもてなし」のデザインが、快適な居住空間を生み出している。これらイタリアのデザインとアメリカの造船技術にTPS(Toyota Production System=トヨタ生産方式)を導入し、生産性と品質の向上を目指し、新しい試みが行われた。LEXUSの「CRAFTED」と呼ばれる思想がラグジュアリーヨットLEXUS LY650で実現。驚きと感動を提供し続けるLEXUSの新たな挑戦が始まった。LEXUSを初めて見た外観の印象は、ラグジュアリーな高級感と同時に、カッパー/グレーメタリックのハルカラーが放つ威圧感と存在感。丸みを帯びたバウのガンネルが異彩な輝きを見せる。トランサムに向かい丸みを帯びたブルワークが絞られた造形は、ビンテージカーのようでもある。トランサムは傾斜し、フェアリーダーは車のテールランプ、後方に飛び出したアフトデッキのソファーは、スポイラーを連想させる。LEXUSのフィロソフィーを受け継ぐカーライクなデザインが、LEXUSYACHTSのキャラクターだ。アフトデッキからメインサロンに入ると、LEXUSブランドの世界観に彩られたリュクスな空間が広がる。目に飛び込んでくるのは、レクサスのロゴにデザインされたサロンフロア。フローリングの一部を、シルバーのモールに縁取られた絨毯で形作られている。さらに、ギャレーに組み込まれたボトルラックの上部や、ヘルムシートの後ろの隔壁には、LEXUSのロゴを連想させるハンドレールがあしらわれている。メインサロンの後部、ポートサイドにはアフトギャレー。スターボードサイドには、エンターテイメントが集中するキャビネット。サロン中央、ポートサイドにはL字ソファー、スターボードにはベンチソファー。ヘルムシートとナビゲーターシートは、白と黒のツートンカラーが印象的な独立したパイロットシート。ヘッドレストやハンドルには、LEXUSの文字。ラグジュアリーライフスタイルブランド「LEXUS」を常に感じることができるインテリアに包まれている。LEXUSYACHTSには、LEXUS譲りの様々なテクノロジーが搭載されている。その一つが、情報をタイムリーに共有する「LY−Link」(ボートコネクティッド技術)。スマートフォンを利用して各種機器の遠隔操作や船の状態をモニタリングし、異常を感知した場合にはメールで通知する最新のテクノロジーだ。他には、コンサートホールのような臨場感のある音響空間を演出するマークレビンソンサウンドシステム。パワートレインはボルボペンタIPSの2基掛け。流体解析技術を駆使した独自のボトム形状により、スピードと低燃費を両立。カーボンを使ったCFRPやGFRPを適所に使い分け、軽量で高剛性な船体を建造。LEXUSの追求する「すっきりとした奥深い」走りを目指し、操作性能と快適な乗り心地を実現した。モビリティカンパニーとして海においても新しいモビリティの可能性を追求するLEXUSYACHTS。唯一無二のLEXUSデザインが、LEXUS YACHTSを所有する喜びを与えてくれる。
LEXUS LY650
全長: 19.94m 全幅: 5.76m エンジン: Volvo Penta IPS1350/1200/1050
燃料タンク容量: 4,012L 清水タンク容量: 852L 客室数 3部屋(ベッド6名対応)
LY650詳細はこちら
https://lexus.jp/models/ly/
取材協力:トヨタ自動車株式会社 マリン事業室 写真提供: 株式会社パーフェクトボート text: Yoshinari Furuya
お問合せ先:トヨタマリン営業所 愛知県蒲郡市海陽町2-1 TEL: 0120-532-451 URL: https://www.toyota.co.jp/marine/
MAX40ノットオーバーの圧倒的な走行性能とOPTIMUS 360 ジョイスティックを使ったオートパイロットや定点保持機能を兼ね備えたボート。それが今回ご紹介する「SeaRay SDX 290 OUTBOARD」である。このボートは29フィートというサイズ感を一瞬忘れさせるような躍動感ある走りが魅力で、マーキュリーV8 SeaProエンジン(250馬力)を2基搭載し、爽快な乗り味を楽しむことができる。MAXは40ノットオーバーを記録しており、巡航は25〜26ノット、エンジン回転数約3500回転で燃料消費は約53Lとなっている。ボートに搭載したSeaProエンジンは抜群の耐久性はもちろん、非常に軽量で燃費性能も良く、クルージングも存分に楽しむことができそうだ。また、メンテナンス性にも優れたモデルで、文字通りプロ仕様と言えそうだ。ヘルムにはOPTIMUS 360 ジョイスティックを備えており、スムーズな離着岸の実現だけでなく、オートパイロットや定点保持も行うことができるため、オーナーの操船負担をかなり軽減してくれる。デッキレイアウトに関しては、バウデッキから見ていくと、バウシートは足をしっかりと伸ばして寛げる長さが確保され、両サイドにスピーカーを設置することでFUSIONのオーディオを通じて良質な音楽を楽しめる。また、シート下の収納スペースも十分に確保されている。バウに設置されたステンレススチールのアンカーは電動ウィンドラスでヘルムから上げ下げが可能。左舷のナビゲーターシート前には内装をアップグレードした個室マリントイレがあり、木目調のカウンターが備わるラグジュアリーな内装で、水栓はシャワーとしても使用可能だ。ヘルムステーションには12インチのSIMRADが搭載され、エンジンの情報などがモニターで確認できる。こちらは専用のアプリを使用することで、スマホでもエンジンの情報などを確認できる。ヘルムシートとナビゲーターシートのバックレストは転換することでコックピット全体が広い歓談スペースとなる。バウとコックピットにはスナップインタイプのSeaDekが貼られ、ブルーLEDライティングパッケージを採用することで、夕暮れ時には足元にお洒落なLEDライトを点灯させることも可能だ。ホワイトカラーも選択できるスポーツタワーのビミニトップは2021年モデルからより広い形状となっており、直射日光をカットしてくれる。他にも機能的なギャレーが備わっており、コックピットは非常に機能的なエリアとなっている。コックピットソファは船外機を搭載したことで、従来はエンジンを搭載するエリアがストレージとして活用でき、マリンレジャーを楽しむ際も荷物をしっかりと積み込むことができるだろう。コックピットの右舷後方には折り畳み式のステップもあり、ヘルムのある右舷側からの乗り降りもスムーズだ。アフトサンパッドはワイドな形状でフラットなスタイルからシート角度をリクライニングさせることができ、広さも十分なため存分に寛げる。トランサムステップにもSeaDekが取り付けられ、左端には水中へアクセス可能なハッチも設けられていた。「SeaRay SDX 290 OUTBOARD」は抜群の走行性能と機能的なデッキレイアウトを実現した贅沢な1艇と言えそうだ。
SeaRay SDX 290 OUTBOARD ¥30,000,000(税込)
全長:9.5m 全幅:2.74m 乾燥重量:3,188kg 清水容量:76L 定員:10名 燃料容量:492L
搭載エンジン:マーキュリー V8 SeaPro 250 w/OPTIMUS 360 ×2基 形式:V型8気筒
排気量:4,600ccガソリン 最高出力: 250hp×2基 ※オプション等詳細は要お問合せ。
取材協力:アインスAリゾート株式会社 大阪府堺市堺区神南辺町四丁118 TEL: 072-224-4040 URL: https://www.eins-a.jp
芦屋マリーナ 兵庫県芦屋市海洋町11-1 TEL: 0797-35-6662 URL: https://ashiya.marinajapan.jp
グルメクルージング第203弾!!今回は愛知県蒲郡市のラグーナテンボスフェスティバルマーケット内にある「おさかな市場」をご紹介したいと思います。「おさかな市場」をご紹介して下さったのは愛知県蒲郡市にあるラグナマリーナの支配人を務める藤田和之さんとモデルの森下彩七ちゃん。
ラグナマリーナは中部エリアでも屈指の規模を誇るマリーナで、近隣にはラグナシア、フェスティバルマーケット、ラグーナビーチ、ラグーナベイコート倶楽部などがあり、海洋型リゾートに相応しいラグジュアリー感のあるマリーナです。陸上には35tと3,5tの上下架クレーンを完備するなど、充実した設備でオーナー艇を安全に揚降しています。陸上や海上には様々なタイプのボートやヨットが並んでおり、日々経験豊富なスタッフがスキルに応じて様々なマリンレジャーを提案してくれます。ラグナマリーナには係留しやすい大型のビジター桟橋が完備されているので、おさかな市場に行く際にはマリーナのビジター桟橋を予約し、係留して頂くことをお勧めします。
取材協力 株式会社ラグナマリーナ 愛知県蒲郡市海陽町2丁目1番地 TEL0533-58-2950 URL https://www.lagunamarina.co.jp
グルメクルージング撮影時の使用ライフジャケットはこちら!!
水感知膨張式ライフジャケット ベストタイプ YWV-2620 26,400円(税込)
https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/cat/02/item/QR1TQKYWV101
びっくりエビ天丼定食(B) 1,650円
さしみ定食12品 1,980円
こちらに係留後はフロントで受付を済ませ、おさかな市場までは徒歩で向かいます。ここは鮮度抜群の海の幸が楽しめるお店が沢山あり、他にも三河湾の地魚を中心に扱う鮮魚のお店や地元の美味しい食材を楽しめるお店も多く出店しています。今回取材させて頂いたのは3店舗。それぞれとても魅力的なお店で、ぜひクルージングの際にランチに訪れて頂きたいお店ばかりです。「活魚・天ぷら 旬」のお勧めは衣まで美味しいエビの天ぷらが豪快に乗った「びっくりエビ天丼定食(B)」。エビの鮮度も抜群で、揚げ方にも拘っており、何本食べても飽きのこない美味しさが魅力です。見た目もSNS映えしそうです。「さしみ定食12品」は鮮度抜群のお刺身が贅沢に12品も乗っており、色鮮やかな見た目で、食べていて何回も魚本来の旨味に感動しました。
活魚・天ぷら 旬
旬の新鮮なお魚をお刺身はもちろん、天ぷらでも楽しめるお店です。天ぷらは揚げ方にも拘っており、海老はもちろん、衣まで美味しいと感じれるクオリティでした。お勧めの刺身定食は9品、12品、15品のコースから選ぶことができます。
マグロカンパニー丼 1,800円
「マグロカンパニー」のお勧め「マグロカンパニー丼」は新鮮なマグロにウニやイクラなどが豪快に盛り付けられ、どれを食べても本当に美味しかったです。また、食べているだけでとても贅沢な気持ちにもなりました。
マグロカンパニー
マグロ専門店として天然本マグロの柵、中落ち、ネギトロ、マグロ丼、握り寿司などを中心に販売しています。この時期は大間や塩釜産といった地域ブランドとして名高いマグロも提供しています。刺身の鮮度も抜群でした。
トロづくし握り 1,860円 ※値段は時期により変更あり。
まぐろや
まぐろやでは全て天然のマグロを提供しています。クロマグロ、バチマグロ、キハダマグロ、インドマグロなど季節に応じて、その時1番美味しい
マグロを選んでいます。これからの時期は大間産のマグロがお勧めです。人気のトロづくし握りはマグロのトロを堪能できるお勧めの一品です。
「まぐろや」のお勧めは「トロづくし握り」。こちらのお店では天然で今が旬のマグロを使い、トロの部位を贅沢に使った握りが楽しめます。握りは最高に美味しくて、これを目指してお店に来たと言っても過言ではないくらい美味しかったです。他にも、おさかな市場には魅力的なお店が沢山あるので、ぜひランチクルージングで遊びに行ってみて下さい!!
ラグーナテンボス おさかな市場「海鮮 たべりん広場」
ラグーナテンボス フェスティバルマーケット内
愛知県蒲郡市海陽町2−2 TEL:0570-097117 (受付時間 9時〜16時)
公式HPをチェック
https://www.lagunatenbosch.co.jp/festival/shop/fish/index.html
高品質かつ高いフィッシャビリティで、細部にまで拘り抜かれたラグジュアリーなセンターコンソーラー。それが今回ご紹介する「SCOUT 277 LXF」である。SCOUTは1980年代に設立され、高品質のセンターコンソーラーを建造する北米のボートビルダーとして知られる。現在はサウスカロライナ州最古の港湾都市チャールストンから約40kmに位置するサマービルの工場でボートを建造している。「SCOUT 277 LXF」はSCOUTのラグジュアリーセンターコンソーラーに分類されるLXFシリーズ(25ft〜53ftの8モデルで構成)の2番目のサイズとなる27ftのボートで、2019年まで建造された「275LXF」の後継モデルとなっている。船体は非常にスタイリッシュな印象で、内装はチェアやソファの生地に「ウィンザー・タン」のカラーオプションを採用するなど、上質な空間に仕上げられている。アフトデッキからバウデッキにかけてはコーミングパッドが付いており、見た目がお洒落なのはもちろん、釣りの際には高い安心感を感じさせてくれる。バウエリアには脱着式のチークトップテーブルが設置可能で、テーブルを囲うようにV型のラウンジシートがあるため、水上では釣りだけでなく優雅な時間を過ごすこともできる。本格的な航海計器を設置可能なセンターコンソールにはアウトリガー、5連ロケットランチャーを装備。コンソール内は個室トイレにもなっており、女性や家族連れでも安心だ。後方のマルチステーションにはギャレーや釣り道具を収納できるスライド式のストレージも備わり、こちらをベースに存分に釣りを楽しめる。左舷側には開閉式のドアがあり、大型魚の取り込みもスムーズ。アフトデッキには収納可能なペアシートや循環式のベイトタンクも用意され、デッキレイアウトは非常に機能的だ。「SCOUT 277 LXF」は走行性能や燃費性能にも定評があり、フィッシングだけでなく、クルージングやマリンスポーツのシーンなどでも存分に活躍してくれそうだ。
写真提供:株式会社パーフェクトボート
SCOUT 277LXF
全長:8.46m 全幅:2.74m 喫水:0.48m 重量2.56ton(艇体のみ) 最大搭載馬力:450HP 燃料タンク:621L 清水タンク:49L
お問合せ先:スカウト・ディーラー・ネットワーク▶︎ 関東:ハウンツ TEL:045-778-1532 / 中部:ラヴァンスマリン TEL:0533-65-8906 / 中部:バーレット TEL: 0596-38-1091 / 関西:グレートカンパニー TEL:06-4701-8888 / 沖縄:オーシャンズ TEL:098-975-5038
SCOUT公式HP
https://www.scoutboats.com
株式会社フランクスピード
https://www.flank-speed.com
今月号も見応え十分の内容になっておりますので、ぜひご覧下さい!!