7月10日にハイピッチvol.233が発売しました!!今月の表紙は、佐藤夕璃さんです!!
今年、開通した北陸新幹線敦賀開業記念として福井県がマリーナのビジター利用を無料とする促進事業をマリンポート美浜さんで実施する(日帰りや1泊2日でのビジター利用料金が無料)。
これにより従来からビジター利用が可能だった二つのマリーナ(福井港九頭竜川ボートパークさん、和田港若狭和田マリーナさん)に新たにマリンポート美浜さんが加わり、ビジター利用の福井マリーナトライアングルが完成した。マリンポート美浜を中継地とすることで3つのマリーナへの行き来がしやすくなり、ボートオーナー達がいろいろなエリアの魅力に触れることができ、福井県でのマリンライフの魅力が広がることになる。詳細等はマリンポート美浜さんにご確認頂きたい。
福井県三方郡美浜町にあるマリンポート美浜はボート販売、保管、艤装、メンテナンスなど、幅広くオーナーのマリンライフをサポートしている。特に造船業で培われた高い技術力には定評があり、オーナーの遊び方をヒアリングした上で、最適な艤装やメンテナンスの提案をしてくれる。マリーナでは今春45t自走式クレーンを導入し、合わせて港湾工事を行うことで、これまで以上にボートをスムーズかつ安全に揚降することが可能となった。
取材協力:マリンポート美浜/大谷造船工業株式会社
福井県三方郡美浜町早瀬14-51 TEL: 0770-32-0348 URL:http://wakasa-ozmarine.com
50ノットオーバーの圧倒的な走行性能に加え、洗練されたキャビンと機能的なアフトデッキを兼ね備えたプレミアムな1艇。それが今回ご紹介する「NAVAN C30」。「NAVAN」はレクリエーションボート、マリンエンジン、マリンパーツ&アクセサリーを手掛ける世界的企業として知られる「ブランズウィック・コーポレーション」が仕掛ける先進的かつプレミアムなボートブランド。国内では大阪府堺市にあるアインスAリゾート社が今年から「NAVAN」ブランドの販売をスタートしている。今回撮影した「NAVAN C30」のエンジンには2基掛けでは最大の馬力設定となるMERCURYVERADOV8300HPを2基搭載し、最高速度は5800回転で50.1ノットを記録。50ノットオーバーの圧倒的な加速性能は操船する楽しさを存分に感じさせてくれる。3500回転では24.3ノット、4000回転で30.9ノットを記録しており、巡航速度としてはこのあたりがベースとなりそうだ。船体は直立したステムにステップハルを採用するなど、現在のヨーロッパのトレンドを押さえており、抜群の凌波性を発揮するとともに、バウバースの有効スペースも最大限に高めている。ステップハルを採用したことで、よりスピードが出やすく、安定感のある走行性能も実現し、高速走行時の揺れも非常に少ない。エンジンを1基掛けにする場合はMERCURYVERADO V10400HPまで搭載可能で、自分に合った様々なスタイルを選択できる。続いてデッキエリアを見ていくと、フォワードデッキも幅をしっかりと確保し、中央に2人掛けのフォワードデッキサンパッドを設置。サンシェードも取り付け可能で、こちらでも快適に寛ぐことができる。左右のウォークアラウンドも広く、アフトデッキへのアクセスもスムーズ。アフトデッキにはディーゼル仕様のBBQグリルが付いたプレップステーションがあり、テーブルを設置すれば食事や歓談を存分に楽しめる。両舷には格納式のシートが収納され、家族やゲストがのんびりと寛げる空間を演出。アフトデッキの下にはバッテリー類を効率的に配置。船内にディーゼル仕様のコンロやインバーターエアコンを搭載し、消費電力は必然的に多くなるが、MERCURYVERADOV8300HPには大容量のオルタネーター(115A)が備わっており、エンジンが必要な電力をしっかりと確保してくれるため安心である。こうした点もエンジンにMERCURYを選択するメリットがあると言えそうだ。他にも、「NAVANC30」にはルーフラック、ロケットランチャー、ウェイクタワーなど、マリンプレイを楽しませてくれる魅力的な装備がいくつも搭載されており、トランサムにあるステップとラダーは水面へのアクセスをスムーズにしてくれる。アフトデッキの右舷側にはデッキシャワーが内蔵され、水面から上がったあともデッキ上でしっかりと塩を落とすこともできる。キャビンには両サイドのスライドドアからアクセスできるため、デッキからキャビンへの出入りもスムーズ。居住性能についても申し分無く、フラットなバウバースは奥までしっかりと幅が確保され、非常に広い印象を受けた。バース内にはテレビや左右対称のクッションも設置され、クッション下には収納スペースを確保している。バウバース入口付近には広めのトイレやコンパクトなギャレーも完備し、ボートステイも存分に楽しめそうだ。左舷側に配置されたヘルムを見ると、こちらには12インチSIMRADNSXのデュアルディスプレイが配置され、NAVAN専用にセットアップされたデジタルスイッチングシステムを搭載。タッチパネルでオーディオやライトなどを自在にコントロールできる。最新式のスロットルリモコンにはアクティブトリムが内蔵され、基本的なエンジン情報に加え、SmartCraftテクノロジーの情報もチェック可能。スロットルレバーの左側にあるスイッチで2つのエンジンを同時に始動でき、スマートな操作を実現。スロットルリモコンの右側にはジョイスティックを設置し、JPO(Joystick Piloting for Outboard)システムを搭載しているため、スカイフック(定点保持)やオートパイロットも使用できる。オーディオはFusion アポロ RA770を採用し、船内にはウーファーも設置され、非日常の空間に高品質な音楽を届けてくれる。キャビンのヘルムシートはバックレストを転換すると、ベンチシートと対面で座ることができ、テーブルを設置すればこちらでも歓談が楽しめる。テーブルの設置箇所に、クッションを配置することで、フラットなエリアにもなり、キャビンでの快適な時間をサポートしてくれる。キャビン後方のガラスドアは上下に開閉可能で、こちらを開けるとキャビンとアフトデッキがシームレスに繋がり、開放感のある空間が生まれる。「NAVANC30」は船内でプレミアムな時間を過ごせるラグジュアリーなボートでありながら、300馬力の船外機を2基搭載した爽快な乗り味も楽しませてくれる非常に魅力的な1艇と言えそうだ。
NAVAN C30
全長:10.23m、全幅:2.99m、全高: 2.30m、乾燥重量(エンジン含まず):3,888kg、
清水容量:80L、燃料容量:400L、搭載エンジン:MERCURY VERADO V8
300HPx2基、最高出力:600hp ※撮影艇にはオプションが含まれます。
オプションや詳細は撮影時点の情報に基づいています。
公式HPはこちら
URL: https://www.eins-a.jp/brand/navan/
取材協力:アインスAリゾート株式会社
大阪府堺市堺区神南辺町四丁118 TEL: 072-224-4040 URL: https://www.eins-a.jp
和歌山マリーナシティ ヨット倶楽部
和歌山県和歌山市毛見1516番地 和歌山マリーナシティ内 TEL:073-448-0033 URL: https://www.marinacity.com/yacht/
今回のグルメクルージングは横浜。横浜はハイピッチでは初めてのスポット。ハイピッチ自体は関東から沖縄の主要マリーナにはお送りしているので、各地で見て頂いているはず。そう考えるとご紹介したいグルメスポットはまだまだ、沢山あるに違いない!横浜第一弾をご紹介して下さったのは横浜を拠点としてプリンセスやクリスクラフトの新艇や国内新艇、国内外中古艇やSEABOB(シーボブ)など話題のマリン用品を販売しているポートサイドの加藤さん。
早速、ポートサイドがある横浜ベイサイドマリーナに集合し、はじめての横浜グルメクルージングに出航!今回のクルーザーはプリンセスF45。近場のクルージングからロングクルージング、マリーナステイまで、幅広くマリンライフを楽しむ事ができる人気のクルーザーだ。このクルーザーを販売しているポートサイドはプリンセスの販売では日本一。中型から大型のプリンセスを販売されており、昨今ではボートオブザイヤーを受賞したプリンセスX95やY85を販売するなど、日本のマリン業界の歴史を塗り替えたと言っても過言ではない程の実績を上げている。今回のプリンセスF45も人気のモデルで、外観、内装、装備、乗り味等どれを取ってもクラストップレベル。オーナーに快適なマリンライフを約束してくれる。早速、プリンセスF45に乗ってグルメクルージングに出かける事にした。
三井アウトレットパーク横浜ベイサイドアウトレットモール内にあるポートサイドのショールーム。話題のSEABOB(シーボブ)も展示中。
取材協力:プリンセスヨットジャパン
神奈川県横浜市神奈川区橋本町2丁目1-30 TEL: 045-441-7700 URL: https://www.princessyachts-japan.com
株式会社ポートサイド
神奈川県横浜市金沢区白帆4-2マリーナプラザ4F TEL: 045-770-6141 URL: https://www.portside-marine.com
ベイサイドマリーナを出て左舷側沖合は工事をしていて、警戒船もでているので、少し沖出しして、回り込む様に横浜ベイブリッジに向けてアクセルを上げて行った。横浜ベイブリッジを潜ったら直ぐに左舷に舵を切り、真っ直ぐ進み、防波堤を過ぎ左舷側に舵を切ると正面の建物にTycoonという看板が見えてくるので、その前の桟橋に着岸。とても分かりやすいクルージングコースである。
ハイピッチお勧めのライフジャケットはこちら!!
水感知膨脹式ライフジャケット ベストタイプ YWV-2920RS 21,780円(税込)
https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/cat/02/item/QR1TQKYWVS31
テラス席
クルーザーを降り、階段を上がると、目の前にはお洒落で雰囲気のいいテラスが目に飛び込んでくる。お店の名前はRe:Journal(リジャーナル)。広々としたテラス席に座ると桟橋に泊まる自分のクルーザーを見ながら、ひとクラス上の美味しい料理を楽しむ事ができる。
黒毛和牛特選部位 ピステッカ price:¥6,000 ※数量限定
パスタアルスコッリオ 柑橘パン粉 price:¥2,300
ペスカトーレ price:¥3,000
ボロネーゼ price:¥2,400
フルーツトマトとモッツァレラ ブラッドオレンジのシャーベットサラダ price:¥2,000
牛タンのカルパッチョ 削りたてのフレッシュトリュフ price:¥1,800
シーフードサラダ リジャーナルフォルム price:¥1,700
本日のフルーツタルト バニラアイスを添えて price:¥1,200
かためのプリン price:¥680
今回はお店の方にお勧め料理を出して頂いた。出てくる料理はイタリアンに基軸を置きながら、国際都市・横浜らしく、和洋ジャンルにとらわれず、旬の食材を生かした調理法で料理を提供してくれる。コンセプトは「味は極上、価格は日常」。カジュアルすぎず、かといって堅苦しさとは無縁といった、誰もが欲しいと願っていたレストランの理想形が追求されている。また、ロケーション、空間、料理とドリンクが紡ぐ、Re:Journalの三位一体の魅力や非日常に誘われるオーシャンビューは確実に最高のクルージングポイントとして、オーナーやゲストの記憶に刻み込まれるに違いない。専用桟橋も広く、完全予約制の”海辺の隠れ家”レストランとして是非、お勧めしたい一軒となった。今回、初めての横浜グルメクルージングということもあり、一軒目からかなり上質なグルメクルージングになったことは間違いない!
Re:Journal(リジャーナル)
お問い合わせ:050-3188-7940(予約受付10:30〜)
〒231-0801 横浜市中区新山下3-4-17
ランチ :11:30〜15:00(L.O14:00)
ディナー:17:00〜22:00(L.O21:00)
土日祝日:15:00〜17:00 カフェ利用可能ですのでお問い合わせください。
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
※テラス席の利用希望は当日のみ承っております。席の予約とは別途、当日の10:30より電話にて先着でテラス席の予約を承っております。
※完全予約制の為、予約状況により営業時間が変更となる場合がございます。お問い合わせをいただくか、当店インスタグラムのストーリーをご確認くださいませ。
URL: https://rejournal.unicoffeeroastery.jp
※料金は6月7日現在での価格で税込。他サービス料として10%別途
スペシャルサンクス:プリンセスヨットジャパン、株式会社ポートサイド 加藤巧己さん、モデル/佐藤タ璃 、text/photo:編集部
いよいよシーズンが始まり、夏本番!クルージングには快適な季節がやってくる。ハイピッチ編集部は中部ボートショーで耳寄りの情報を入手した。出展艇でもあったプリンセスF45の納艇が、この夏のシーズンにまだ間に合うとの事なのだ。なんとこの人気豪華クルーザーでこの夏に最高の思い出を作ることができるのだ。昨今のマリン業界では「買い替えたいけど船がない!」という会話をよく聞くのだが、このクラス、このサイズの船を探そうと思ってもなかなか見つからない。まして、今シーズン間に合わせようなんてほぼ不可能!この記事に目が止まった方はラッキーですよ!是非、新規購入、買い替え等をお考えの方は迷わずにポートサイドさんにお電話してください!この記事が出る頃には売れてしまっているかもですが!ポートサイドさんにはまだ、今季入荷予定のプリンセスもあるとの事なので、是非、早目に情報を収集してくださいね!
◆PRINCESS F45 〈仕様諸元〉
PRINCIPAL DIMENSIONS
全長: (パルピット含) 47ft 1in (14.35m)
全長: (パルピット除く) 44ft 9in (13.64m)
全幅:13ft 12in (4.26m)
ドラフト:3ft 7in (1.10m)
乾燥重量:18,736kg (41,305lbs)
燃料容量:361 gal / 433 US gal / 1,640L
清水容量:107 gal / 129 US gal / 487L
ENGINES – DIESEL
Twin Volvo IPS 650 (2 x 480mhp)
最高速: 29―31ノット
NOTES
最高速度は、船体の状態、操作技術、水および気温や積荷重量、海条件および他の要因により変わる場合があります。
プリンセスヨットジャパンは最高速度を保証するものではありません。表示のイメージ写真、イラスト等にはオプション装備が含まれている場合があります。仕様詳細は予告なく変更される場合があります。
PRINCESS F45 Youtube
URL: https://www.youtube.com/watch?v=D2n-cHY1cA8
取材協力:プリンセスヨットジャパン
神奈川県横浜市神奈川区橋本町2丁目1-30 TEL: 045-441-7700 URL: https://www.princessyachts-japan.com
株式会社ポートサイド
神奈川県横浜市金沢区白帆4-2マリーナプラザ4F TEL: 045-770-6141 URL: https://www.portside-marine.com
5月18日土曜日、19日日曜日の二日間、大阪府堺市で2024日本グランプリパワーボートレースin大阪湾/堺が開催された。パワーボートレースの歴史は20世紀初頭に遡り、1903年にイギリスで初めてのレースが開催され、その後、アメリカやヨーロッパ各地で人気が高まり、日本では1952年に初のパワーボートレースが琵琶湖で開催され、以降、全国各地でレースが行われていた。パワーボートレースは、スピードと技術を競うスポーツであり、レースは多種多様で、様々なカテゴリーやクラスに分かれて行われている。今回開催されたのはサーキットコース、V250/V350/OYS400Vクラスは1周1.3kmを8周耐久レース。F550クラスは1周1.3kmを16周耐久レース。F3000クラスは1周1.3kmを25周耐久レース。スタートはローリングスタート。オフショアコースはV850〜SUPERクラスは1周4km1時間耐久レースとなっている。今回、愛知県から参加した東海マリンクラブの石井康隆選手は見事にV3000クラスで優勝を手にして満面の笑みを浮かべていた。
画像提供:東海マリンクラブ/東海マリンサービス
愛知県常滑市港町1-63 TEL 0569-43-3007
2024年5月26日(日)、愛知県蒲郡市のマリンショップアルファ西浦シーサイド店にて、『S-1アルファカップ』が開催されました。当日の天候は快晴。穏やかな水面で最高のイベント日和となりました。参加クラスはSJクラス、1800NAクラス、1800SCクラス。スラロームコースでのタイムアタック。今大会は通常のS-1とは異なり、1走目と2走目のタイムを合算して最終順位を決定する方式を採用されました。2本ともミスなく走るというプレッシャーもあり、最後まで緊迫感のあるタイムアタックとなりました。
なお今回の大会はマリンショップアルファ会員向けでしたが、2024年度も、誰でも参加できるS-1全国大会を開催予定とのこと。大会日程は、10月末~11月頭で調整中の為、決定したらまた、発表してくれます。次回も沢山の参加者があることを期待したい!
写真提供:マリンショップ アルファ
愛知県岡崎市堂前町1丁目6-21 TEL0564-23-5558
URL: http://www.marinejet.co.jp
今月号も見応え十分の内容になっておりますので、ぜひご覧下さい!!