2月10日にハイピッチvol.216が発売しました!!今月の表紙は、渡部 りおさんです!!

オーストラリアを代表するモーターヨットビルダー「マリティモ」と日本国内で高品質の輸入艇や国産艇を取り扱う「アインスAリゾート」が正規ディーラー契約を締結した。マリティモは長さ32,000海里以上の広大な海岸線を持つオーストラリア大陸で誕生したモーターヨットビルダーで、オーストラリアで最も多くの賞を受賞したボートビルダーとして知られている。創業者のビル・バリー＝コッター氏によって設立されたマリティモはゴールドコーストにある専用施設で設計・製造され、日々従来の常識に挑み、新たなアイデアを実現するためのチャレンジに取り組んでいる。ここで生産されるマリティモは完璧なまでに洗練され、全天候型の密封されたフライブリッジは四季のある日本でも天候や気温に左右されない快適な空間となるだろう。美しく作り込まれたインテリアはラグジュアリーな雰囲気で、非日常の特別な時間を提供してくれる。また、マリティモのモーターヨットはラグジュアリーなデザインのみならず、長距離航行と荒れた海にも耐えられる優れた剛性と品質を兼ね備えている。マリティモにはオフショアレースの伝統もあり、社内には世界選手権に出場するチームも存在している。時速２８０キロ以上でのインテリジェントな重量配分や軽量かつ耐久性のある素材とコンポーネント、スムーズで応答性の高い旋回を実現するフルパワーステアリングにはこうしたレースにも対応できる高い技術力が凝縮されている。オフショアレースの最先端を走る技術と性能は他メーカーの追随を許さず、国内でも高い評価を受けている。今回はそんなマリティモがグローバルディーラーネットワークを新しい市場に拡大するため、アインスAリゾートと正規ディーラー契約を締結した。アインスAリゾートは日本での輸入艇の販売実績も豊富で、大阪の本社には国内最大級のクルーザーショールームも保有している。豊富な海外艇の販売実績とそれによって蓄積されたノウハウは国内でも指折りである。今回の契約締結に先立ってアインスAリゾートの久保木成社長はクイーンズランド州にあるマリティモの工場を直接訪れ、経営陣と会い、生産施設を見学した。久保木氏は「マリティモの経営陣と会って話をした時に、マリティモというビルダーをとても気に入りました。日本の仕様など、細かい要望にも十分対応できるので、安心です。また、ボートを販売する前後のマリティモのサポートシステムも非常に信頼性が高く、マリティモは日本人に間違いなく受け入れられ、愛されるボートであると私は確信しています。アインスAリゾートがマリティモを製品ラインナップに加え、日本のマリティモファミリーを代表することに非常に興奮しています。」と語った。マリティモではフライブリッジタイプのMシリーズ、セダンタイプのSシリーズ、オフショアシリーズの全３シリーズでラインナップを構成しており、ニーズに合った最適なモデルを選択可能だ。今回の記事で写真を掲載したマリティモM51は極めて高い技術とアイディアによって構成された1艇となっており、エンジンはVOLVOD11-670MHPを２基搭載することで、豪快かつスムーズな加速性能を実現している。フライブリッジは完全に一室のような作りになっており、ベッドを置けるほどの広さも確保されている。船内はエアコンが完備され外の気温や天候に左右されず常に快適で、天井には天窓がついており、ベッドに横になれば星空も楽しめる。コンソールも効率よくまとめられ、視認性の良い場所から操船可能だ。両サイドの大型ウィンドウから自然光がたっぷりと入る明るいサロンは非常に開放感があり、機能性とデザイン性に優れた上質な空間に仕上がっている。サロンからコンパニオンウェイを降りると、前方には大型ベッドを配置したVIPキャビン、後方には洗練された空間が広がるマスターキャビンが配置され、プライベートな時間や上質なボートステイを楽しめる。今回のパートナー契約の締結により、今後は高品質のマリティモボートを日本でも見ることができそうだ。両社の今後の展開から目が離せない。

MARITIMO M51
全長:16.19m、全幅：5.06m、喫水:1.37m、乾燥重量：22,050kg、燃料タンク：3,100L、清水タンク：500L
ホールディングタンク：200L、エンジン：VOLVO D11 – 670 MHP×2(スタンダード)
URL: https://www.eins-a.jp/brand/maritimo/
写真提供: アインスAリゾート株式会社
大阪府堺市堺区神南辺町四丁118 TEL: 072-224-4040 URL: https://www.eins-a.jp