3月10日にハイピッチvol.229が発売しました!!今月の表紙は、片桐えりかさんです!!
日本で注目されているフィンランドボート。中でも2021年に設立されたQUARKEN BOATは、高い凌波性を特徴としている。それは、QUARKENが開発された環境から生まれたもの。QUARKENの生まれたのはKVARKEN(クヴァルケン)群島。フィンランドとスウェーデンの間、南北に伸びるボスニア海の中心に位置するKVARKEN海峡に接するアーキペラゴ(多島海)のこと。QUARKENが建造されているKokkolaからも近く、開発者の Osmo Roukalaの故郷でもあるという。極寒の冬季には海面が凍る厳しい海。特にクヴァルケン群島の一体は、ボスニア湾の中でも最も狭く浅いエリア。冷たい寒気がもたらす重く強い風が作る風波が浅瀬にぶつかり激しい三角波を起こす。それは、発達した低気圧がもたらす冬の日本沿岸でも見られる波や風景。QUARKEN が、日本の海に適している理由だ。桟橋に係留されたQUARKEN 27 CABIN。27フッターとは思えないキャビンの大きさが1クラス上の印象を与えるサイドビュー。QUARKEN 27 CABINの特徴は、スターボードサイドにオフセットされたアシンメトリーなキャビン。サイドデッキを片側だけにすることで、ウォークスルーの利便性と広いキャビンを両立。他には、直立に近いトレンドのバウステムと、波を弾き、バウの浮力を上げるフレア。フレアと一体のスクエアバウがバウのワーキングデッキをワイドにしている。3分割のリアドアをスターボード側に開けると、後ろを向いた2人掛けのベンチシート。アフトデッキのボックスシートと向かい合わせにできる。後方を向いた座席は、トーイングスポーツ時の観覧や、炎天下や寒冷時、沖竿をして休憩するのに最適な場所。キャビン内は360度遮るものがないアラウンドビュー。さらに930mm×900mmに開放する大型のサンルーフから光が降り注ぐ。ベンチソファーの横には予備の折りたたみシート。サイドポケットから専用のクッションを取り出し被せるだけで、3人分の後部座席が出来上がる。その前方には、ヘルムシートとナビゲーターのためのボルスターシート。シートの下にはリフリジェレーターが備わり、回転させ後部座席と向かい合わせでキャビンライフを楽しむこともできる。アコモデーションもQUARKENのアドバンテージ。バウキャビンに入ると、ポートサイドに幅900mmのベンチソファー。スターボードサイドには、電動トイレとミニシンク。トイレは、カーテンでプライバシーが守られている。そして、Vバースは、長さ2050mm、幅1700mmのダブルベット。QUARKEN 27には十分なマスターステートキャビンが備わり、オーバーナイトもできる。ヘルムシートに着座してステアリングを握る。カーライクな操作しやすいポジション。北東の風5〜6m/s、チョッピーな波の立つ東京湾でのシートライアル。剛性感のあるスロットルを徐々に倒していく。3000rpmで14.4ノット、3500rpmで22.6ノット、4000rpmで30.6ノット、4500rpmで33.1ノット、5000rpmで35.2ノット、5300rpmで39.9ノットを記録。荒れる波の中でもヘディングが振られることもなく、安心して加速ができる直進性。剛性も高くステップドハルがソフトに波を切り加速する。30〜35ノットのクルーズスピードで旋回に入る。ハンドリングは素直。狙った通りのバンクとターン弧を描き300馬力のトルクフルなパワーで走りも軽快。波に合わせ思い通りにコントロールできる。世界的に拡大するフィンランドボートの特徴は、スタイリッシュなデザインと限られた空間を快適に過ごすためのギミック、そしてスポーティーな走り。これらのフィンランドボートに共通するデザインを継承しつつ、モダンな魅力を加えたQUARKEN 27 CABIN。オフセットされたキャビン、ダブルベッドが備わるバウバース、スクエアバウに両方向にスライドするリアドア・・・。同クラスのフィンランドボートとは異なる、進化したフィンランドボート。それがQUARKEN 27 CABINのキャラクター。
QUARKEN 27
全長 8.35m / 全幅 2.59m / 喫水 0.85m / 重量 2.70ton / エンジン YAMAHA F300 / /最高出力 300HP / 燃料タンク 300L
写真提供:株式会社パーフェクトボート text: yoshinari furuya 取材協力:株式会社ハウンツ
株式会社ハウンツ / Haunts Co. Ltd
オフィス:〒236-0007 神奈川県横浜市金沢区白帆4-2 マリーナプラザビル 4F 電話番号:045-778-1532
サービスヤード:〒236-0007 神奈川県横浜市金沢区白帆4-3
URL: https://www.haunts-bs.net
2024年1月、ヤマハ発動機は革新とパフォーマンスを兼ね備えたスポーツボートの2024年モデルを発表した。全4モデルのラインアップはラグジュアリー感溢れるフラッグシップ「275SD」、ウェイクスポーツに最適化された「255XD」および「252XE」、走行性能と居住性を両立した「AR195」で構成されている。特筆すべきは、「275SD」に搭載されていたパドルコントロールシステム「DRiVEX」を新たに「255XD」にも搭載している。このシステムを搭載することで、ステアリングから手を離さずにスイッチ操作で横移動やドックモードなどの操作が可能となり、操縦性は飛躍的に向上している。また、「255XD」と「252XE」はウェイクスポーツに特化しており、新たに取り外し可能なソフトバッグタイプのバラストタンクが採用され、ウェイクスポーツに最適な引き波を生み出してくれる。「252XE」には新開発のHOエンジンが搭載され、加速性能と最高速の向上を実現している。他にも、「255XD」と「AR195」は鮮やかなブルーのアクセントにより、エクストリームスポーツを彷彿とさせるデザインが採用されている。そして、全モデルにはカラー液晶「コネクスト・マルチファンクションディスプレイ」が搭載され、エンジン情報や走行情報、各種操船コントロールを一元で管理し、安定した低速走行を可能にする「スラスト・ディレクショナル・エンハンサー(T.D.E.機構)」や「ノーウェイクモード」、「クルーズアシストシステム」などを搭載することで、快適なボーティング体験を提供してくれる。4月より順次発売される2024年モデルは高い機能性に加え、圧倒的なパフォーマンスを兼ね備えた待望のラインアップと言えそうだ。ヤマハ発動機が提供する最先端のボーティング体験をぜひ楽しんで欲しい。
275SD
全長(m):8.21、全幅(m):2.76、完成質量(kg):2632、搭載エンジン:1812cc Super Vortex High Output Enginex2、エンジンタイプ:4ストローク/4気筒
搭載馬力(ps):250×2、燃料タンク容量(L):340、使用燃料:無鉛プレミアムガソリン、定員(名):13、航行区域:限定沿海(母港から1時間の範囲で陸から5海里の範囲)
メーカー希望小売価格 ¥33,204,699(税込)
詳細を見る: https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/boat/275sd/
255XD
全長(m):7.47、全幅(m):2.58、完成質量(kg):2129、搭載エンジン:1812cc Super Vortex High Output Enginex2、エンジンタイプ:4ストローク/4気筒
搭載馬力(ps):250×2、燃料タンク容量(L):284、使用燃料:無鉛プレミアムガソリン、定員(名):11、航行区域:限定沿海(母港から1時間の範囲で陸から5海里の範囲)
メーカー希望小売価格 ¥23,451,285(税込)
詳細を見る: https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/boat/255xd/
252XE
全長(m):7.47、全幅(m):2.58、完成質量(kg):2067、搭載エンジン:1898cc High Output Engine × 2、エンジンタイプ:4ストローク/4気筒、
搭載馬力(ps):195×2、燃料タンク容量(L):284、使用燃料:無鉛レギュラーガソリン、定員(名):11、航行区域:限定沿海(母港から1時間の範囲で陸から5海里の範囲)
メーカー希望小売価格 ¥19,931,285(税込)
詳細を見る: https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/boat/252xe/
AR195
全長(m):5.92、全幅(m):2.49、完成質量(kg):1134、搭載エンジン:1812cc Super Vortex High Output Engine、エンジンタイプ:4ストローク/4気筒
搭載馬力(ps):250、燃料タンク容量(L):152、使用燃料:無鉛プレミアムガソリン、定員(名):8、航行区域:限定沿海(母港から1時間の範囲で陸から5海里の範囲)
メーカー希望小売価格 ¥9,933,407(税込)
詳細を見る: https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/boat/ar195/
画像提供:ヤマハ発動機株式会社
TEL: 0120-090-819 URL:http://www.yamaha-motor.co.jp/marine/
グルメクルージング第229弾!!今回ご紹介するのは愛知県蒲郡市にある「CHARI-CAFEPOTTER(チャリカフェ・ポター)西浦食堂」。ここは自転車とカフェ文化が融合したユニークでお洒落な空間で、目の前にある西浦知柄漁港で水揚げされた鮮度抜群の地魚を使った定食が楽しめるお店です。お店をご紹介してくれたのは西浦マリーナの植村さんとモデルの片桐えりかちゃん。
西浦マリーナは三河湾の中心に位置し、佐久島まで7マイル、日間賀島まで9マイル、篠島まで10マイル、伊良湖まで14マイルと、人気の島々はもちろん、釣りのポイントへのアクセスも非常に良好です。マリーナでは主にボート販売、艇置、レンタルボート、免許講習など、様々なサービスでオーナーをサポートしてくれます。クラブハウスには薪ストーブ、オイルランタン、ビリヤード台など、アメリカンビンテージの雰囲気が漂い、大人の遊び心をくすぐる空間に仕上げられています。
西浦マリーナのクラブハウスはアメリカンビンテージのテイストを取り入れ、時代を超えた魅力と洗練された雰囲気を醸し出しています。
この独特のスタイルはここを訪れた人に心地よいくつろぎの場を提供し、海とボートを通じて、オーナーのライフスタイルを特別なものにしてくれます。
取材協力:株式会社CIS WestCove 西浦マリーナ
愛知県蒲郡市西浦町大山26番地 TEL: 0533-57-3735
URL: http://www.nishiuramarina.com
グルメクルージング撮影時の使用ライフジャケットはこちら!!
水感知膨脹式ライフジャケット ベストタイプ YWV-2920RS 21,780円(税込)
https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/cat/02/item/QR1TQKYWVS31
お店はマリーナから車でスグの場所にあり、元々は西浦町の県信用漁協連合会西浦支所跡の建物を活用しています。お店のオーナーの鈴木芳さんは2017年に竹島町の商業施設「竹島パルク」内でサイクリスト向けのカフェ「CHARI-CAFE POTTER(チャリカフェ・ポター)」を経営しており、地元内外のサイクリストや竹島の観光客からも人気を博していましたが、2022年に施設の老朽化による解体を受けて、カフェを閉店し、新たな移転先を探していました。その後、地元西浦地域の活性化を願い、3年前から使用されていなかった連合会支所を購入し、業態を食堂に変えてお店をオープンしました。
店内は清潔感があり、内装もお洒落です。スタッフの方も親切で、丁寧な接客にとても好感が持てました。座敷やテーブル席など、合計で30席以上はあります。店内にはサイクリング関連のアイテムもあります。とても居心地が良く、家族や友人に思わず紹介したくなるお洒落な雰囲気のお店でした。
新しい食堂では西浦知柄漁港で水揚げされる新鮮な地魚を使った定食も大人気で、地元で採れたアジの干物はアジの旨みが凝縮され、鮮度の高さを実感することができます。アジとユメカサゴのミックスフライはシンプルながらも奥深い味わいが楽しめ、揚げたての熱々を頬張ると、そのサクサクとした食感と共に、新鮮な味わいが広がります。また、お店はもともとサイクルカフェをコンセプトにしていることもあり、自転車を漕ぐために必要な高タンパクな鶏肉料理も用意されており、特に、オリジナルマヨソースが絶品の「錦爽鶏のとり天定食」や白ワインベースで漬け込んだ「鶏もも肉の唐揚げ定食」は自転車乗りの方々からも人気のメニューとなっています。デザートはドーナツサンドやチョコブラウニーがあり、ドーナツは注文後に揚げているため、アツアツで楽しめます。バナナは補給食としても人気で、こちらも自転車に乗る人達のことが考えられています。
アジの干物定食 1,000円
鶏もも肉の唐揚げ定食 1,000円
錦爽鶏のとり天定食 1,000円
地魚ミックスフライ定食 1,100円
ドーナツサンド 500円
チョコブラウニー 350円
お店の2階には1グループ完全貸切のプライベートサウナ付きゲストハウス「キチンヤドリ」を併設。サウナの後は海の見える外気浴スペースで心と身体を整え、日頃の疲れを癒すことができます。企業向けのレンタルスペースとしても検討中です。
外気浴スペース
5名まで宿泊可能でベッドは3台、マットレスを2つ追加可能
サウナは3名まで同時利用可能
※日帰りでの時間貸しも可能 90分1人 4,500円 2人 7,000円 3人 8,000円
部屋の利用は不可 サウナ利用のみ (一部料金が異なる日があります。)
2階にはサイクリストも宿泊できる1グループ完全貸切のプライベートサウナ付きゲストハウス「キチンヤドリ」も併設しているので、ぜひ一度、皆さんで遊びに行ってみて下さいね!!
CHARI-CAFE POTTER 西浦食堂
ゲストハウス キチンヤドリ
1泊30,000円 (5名まで)
〒443-0105 愛知県蒲郡市西浦町前浜2番地
営業時間 平日11:00‐日が沈む頃
土日 8:00‐日が沈む頃
定休日 水曜日・毎月1日だけ日曜日休み
TEL:0533-95-6343 Mail:potter@chari-cafe.com
URL: https://chari-cafe.com
スペシャルサンクス:CHARI-CAFE POTTER 西浦食堂 鈴木芳代表、西浦マリーナ 植村一貴さん 、モデル/片桐えりか、text・photo:編集部
2月3日(土)〜4日(日)、横浜ベイサイドマリーナで、「ウインターシーズン・オープンボート試乗会」が開催された。当日はクラーケン、スカウト、サックスドール、アクソパー、ベネトウ、リックといった名だたるブランドの7モデルが展示され、全て試乗可能であった。また、即納可能な展示艇が用意されていたため、気に入ったボートがあれば、その場で選ぶこともできた。3月には同マリーナでジャパンインターナショナルボートショーが開催予定で、いくつかのモデルは出展予定となっているため、ぜひ会場で魅力的なオープンボートをチェックして欲しいと思う。
QUARKEN 27 T-TOP / SCOUT 245XSF
(株)ハウンツ TEL:045-778-1532 URL: https://www.haunts-bs.net
SAXDOR 270
アドカスタムヨット(株)岡本製作所 TEL:0845-25-1188 URL: https://www.adcustomyacht.com
AXOPAR 25 CROSS-TOP / AXOPAR 22 T-TOP
(株)オカザキヨットTEL:045-770-0502 URL: https://okazaki.yachts.co.jp
Flyer8 Space Deck
ファーストマリーン(株)TEL:046-879-2111 URL: https://www.firstmarine.co.jp
RYCK280
ウインクレル(株)TEL:045-681-0104 URL: https://yacht-w.com
今回は愛知県海部郡飛島村にある飛島マリンから、YANMAR EX38に乗って鳥羽沖へ出航。スペシャルゲストにプロアングラーの「ナカジー」こと中島成典さんを迎え、鯛ラバで真鯛を狙った。撮影当日は小雨が降る天候ではあったものの、明るいキャラクターのナカジーが船内の雰囲気を盛り上げてくれた。ナカジーは神戸の遊漁船「FxF KOBE」の船長としても活躍しており、釣りの腕前は抜群。鯛ラバ、ジギングはもちろん、根魚、アジなどのライトゲームまで様々な釣りに精通している。元寿司職人というユニークな経歴の持ち主で、魚を捌く技術も持ち合わせている。今回出航場所となった飛島マリンは名古屋市内から車で約15分、名古屋港からボートで約5分と絶好のポジションに位置し、ボート販売、艇置、メンテナンス、レンタルボート、ボート免許講習など、様々なサービスを提供している。近年はオンラインのボート免許講習にも力を入れており、マリンレジャーの普及にも貢献している。撮影当日、小雨が降る鳥羽沖には大量のイワシの群れが入っており、ボートからイワシの大群を見ることもできた。しかし、この日はポイントに入る道中も、ポイントに着いた後も、周りにはたくさんのスナメリが泳いでおり、ボートアングラーにはかなり厳しいコンディションとなっていた。釣りを初めてしばらくはアジやイワシなどがヒットはしたものの、良型の真鯛はなかなか姿を見せてくれない。それでも、プロアングラーのナカジーが根気強く自身が愛用するビンビン玉とマイクロカーリースリムを使い、真鯛に誘いをかけていると、ついにナカジーの竿に魚がヒット。慎重にラインを巻き上げると、見事に40cmオーバーの真鯛が上がってきた。当日は船上でCBCラジオ「飛島マリンpresents 原田聡と沢井里奈のVAST OCEAN」の収録も行われており、狙い通りの釣果に船内は大きな盛り上がりを見せていた。こちらもオンエアの際にはぜひ内容をチェックして欲しい。飛島マリンでは日々様々な活動を通じて、マリンライフの魅力を幅広い世代の方々に提案しているため、ラジオ番組含め、ぜひチェックして欲しいと思う。
ナカジー Instagram: https://www.instagram.com/binbin_nakazy/
ラジオ番組の詳細をチェック: https://hicbc.com/radio/vastocean/
取材協力:飛島マリン
愛知県海部郡飛島村金岡37番地 TEL: 0567-55-2888 URL: http://tobishima-marine.com
今月号も見応え十分の内容になっておりますので、ぜひご覧下さい!!