9月10日にハイピッチvol.223が発売しました!!今月の表紙は、平田 良介さんです!!
アメリカ・テネシー州ノックスビルに本拠地を置く「SeaRay」(シーレイ)は、日本でもお馴染みのクルーザーブランドです。1959年創業で、ノックスビルの他、フロリダやメキシコにも生産工場を展開する北米でも屈指のボートビルダーとなっています。現在は19フィートから40フィートのレンジに多様なモデルを展開しており、主にオープンタイプのSPX、SDX、SLX、SUNSPORTの4シリーズは〝Sports Boat〟、SUNDANCERは〝Sports Cruiser〟にカテゴライズされています。近年は、北米マーケットのトレンドを受けて船外機搭載艇が大幅に増えてきたのも特徴です。そのSeaRayのアイコンとも言うべき存在が「SUNDANCER」(サンダンサー)シリーズです。今回紹介するのは、サンダンサーとしてはミニマムとなるSeaRay SUNDANCER 265EUROです。EURO、すなわちヨーロッパ仕様ということでパワートレインにディーゼル船内外機(スターンドライブ)をチョイスしているのが日本での使用時にも魅力的と言えるでしょう。主機はマークルーザーの3リッター、V型6気筒、270馬力ディーゼルエンジン、ドライブにブラボーIIIXを採用しています。全長は8.07m、全幅は2.56m、2,900kgの乾燥重量があります。デッキレイアウトは最後尾にスイミングプラットフォーム、コックピット後ろに大型ベンチソファ、テーブルを挟んで2人掛けシート、左舷にもソファが配置されており、オーソドックスなアメリカンエクスプレスクルーザーのスタイルです。大型ベンチソファの背もたれはフラットにでき、大型サンパッドにも、さらにテーブルを下げてマットレスを敷けば大きなサンベッドにも変身します。またこの下部はエンジンルームとなっています。コックピット前部の右舷側はドライバーズシートとヘルムステーションとなり、ダッシュボードには視覚的にボートの状況を把握しやすいデュアルディスプレーが配置されています。バウデッキへはウインドシールド中央からアクセス可能で、ステップ部分はキャビンドアも兼ねています。キャビン内は見た目以上に広く、ロアギャレー、U字型ソファとテーブル、個室トイレ、ミッドバースまで揃います。またU字型ソファはテーブルを下げてバースにもアレンジ可能です。シートライアルは和歌山マリーナシティの沖合いで行いました。なおシートライアル時の海況は風による小波が立つ程度でした。早速、シフトレバーを押し込み回転を上げていきます。ほとんどハンプを見せず滑走し始め、MAXでは4100rpm、35ノットをマークしました。途中、急旋回やスラロームなども行いましたが、思い描いた通りのラインでスムーズに走ります。またトリムコントロール(マーキュリーアクティブトリム)は非常に扱いやすく、適度な制御でボートを自然な姿勢に保ってくれます。SeaRay SUNDANCER 265 EUROは、ラグジュアリー感あふれる装備品の数々、想像以上に優れた走行性能など、非常に完成度の高いエクスプレスクルーザーです。ファミリー層にもオススメしたいラグジュアリーモデルです。
SeaRay SUNDANCER 265 EURO
価格 ¥29,400,000 (税込)
全長:8.07m、全幅:2.56m、乾燥重量:2,900kg、清水容量:76L、定員:10名、燃料容量:261L
搭載エンジン:マークルーザー ディーゼル 3.0L DTS/BⅢX、形式:V型6気筒、排気量:3,000cc ディーゼル 最高出力:270hp
詳細はこちら:https://www.eins-a.jp/stock/searay/sundancer/3676/
取材協力:アインスAリゾート株式会社
大阪府堺市堺区神南辺町四丁118 TEL: 072-224-4040 URL: https://www.eins-a.jp
和歌山マリーナシティヨット倶楽部
和歌山県和歌山市毛見1516番地 和歌山マリーナシティ内 TEL.073-448-0033 URL: https://www.marinacity.com/yacht/
8月4日(金)・5日(土)の2日間にわたり鳥羽市鳥羽港にて、「第27回鳥羽ビルフィッシュトーナメント国際大会2023」が開催された。同大会は1997年から続く歴史ある大会で、カジキ釣りを楽しむ多くのオーナーからも高い人気を集めている。今回は台風の影響により1日のみの開催となったが、それでも32チーム、150名以上が大会に参加した。4日に開催されたウェルカムパーティーでは元三重県知事の鈴木英敬氏も参席し、挨拶と共に各チームを激励した。また、同会場にはテレビ「四季の釣り」でナビゲーターを務めるタレント伊丹章氏の姿もあり、プレゼント抽選会のMCとして会場を大いに盛り上げており、会場ではビッグゲームを楽しむオーナーやチーム同士が親睦を深めあうなど、非常に賑やかなパーティーとなった。翌日、唯一の開催日ながら、海況は厳しく、各チームは苦戦を強いられる展開となった。そんな中、大会ファーストマーリンを勝ち取ったのは「ハートビート」。激闘の末109kgのクロカジキをランディングし、見事優勝の栄誉に輝いた。続いて「FiveStar」が44kgのキハダマグロをランディングし準優勝。14.8kg・12.8kg・11.4kgのカマスサワラをそれぞれランディングした「コニー」、「パラディ」、「ビーグル」が3〜5位となった。難しい海況ではあったが、大会は終始活気に溢れ、大盛況のうちに幕を閉じた。
写真提供 : 鳥羽市観光協会
三重県鳥羽市大明東町1-7 TEL : 0599-25-3019 URL: http://www.toba.gr.jp
8月26日(土)、27日(日)の二日間、三重県志摩市渡鹿野島を拠点とした「志摩ビルフィッシュトーナメントin渡鹿野島」が開催された。参加艇数35艇。参加者177名。ビルフィッシュシーズン真っ只中に開催された大会は、劇的なドラマが繰り広げられ、歴史に残る大会となった。初日のファーストヒットは7時18分いし丸。そこから時合いに入りヒットコールが連発。そして、37分にヒットコールを入れたSKBが50分にこの地区では珍しいフウライカジキにT&R(タグアンドリリース)成功。初日のファーストをゲットした。その間の40分にマハロからヒットコールが入った。そのヒットが誰もが想像もしなかったカジキとの出会いだった。1時間が経っても、まだマハロからの無線が入らなかった。参加艇はこの地区でも実力者のマハロがまだファイト中・・・。もしかしたら大きいのではと誰もが思った。その間にもヒットコールがいくつか入り、9時43分マハロのキャプテン浜本氏から無線か入り、「今、ランディングしました!大きいです!!」。なんとマハロが釣り上げたカジキはシロカワカジキ264.4キロ。日本最大級の大きさだった。初日の釣果はカジキ5本、キハダ1本。マハロが暫定一位となった。ウエルカムパーティは福寿荘で開催され、マグロの解体ショーもあり大いに盛り上がった。2日目は初日2位につけたSKBが最後まで諦めず高松堀を攻め続け11時24分バショウカジキにタグを打ち、ファーストも加算され見事、逆転優勝となった。戦略的に二日間で2タグを打ち、日本最大級を釣り上げたチームを逆転。スポーツフィッシングの醍醐味を味わうことのできる本当に面白い大会となり、志摩ビルフィッシュトーナメントin渡鹿野島は幕を閉じた。
グルメクルージング第223弾!!今回はなんとハイピッチに大物ゲストとして、元中日ドラゴンズでも活躍した平田良介さんが登場!!最近マリンレジャーに興味を持ち始めたという平田さんは現在ボート免許の取得にも興味を持っており、高い合格率を誇るNTPボートライセンススクールでボート免許の取得にも挑戦する予定です。
撮影場所となった愛知県常滑市のNTPマリーナりんくうは中部エリアでも屈指の規模を誇るマリーナで、オーナー専用のラグジュアリーなゲストハウスを兼ね備えるなど、オーナーにワンランク上のマリンライフを提案してくれます。今回の目的地となったのは三重県の鳥羽エリアで鮮度抜群の海の幸を楽しめる人気のお宿「浜辺屋」です。ここはお宿に併設するかたちで食事処があり、昼は絶品の定食をはじめとしたランチを楽しめ、夜は居酒屋としても人気を集めています。また、マイボートを係留可能な桟橋を完備しており、ボートオーナーからも高い支持を集めています。
今回は元中日ドラゴンズの平田良介さんがハイピッチに登場!!出発前にはNTPマリーナりんくうの洗練された施設やムータマリンのお店を見学していました。
マリーナハウスにて、鳥羽までのクルージング行程をスタッフの山口さんから説明してもらう平田さん。
マリーナを一望できるゲストハウスも見学しました。
ボート免許取得についても、興味を持ってくれました。
お宿に向かう道中では海上でマリーナスタッフ立会いのもと、操船を体験した平田さん。操船のセンスも抜群で、少々の波では体がピクリとも動かない体幹の強さとバランス感覚の良さを見せてくれました。お宿まではマリーナから約1時間半で到着できます。平田さんは360度遮るものが無い海の上を、ボートに乗ってクルージングする楽しさや、普段は車で行くような場所にボートで行くことの面白さに感激した様子で、クルージングの際は終始楽しそうな様子でした。今回の航行時の注意点としてはお宿の桟橋にボートを係留する際は必ず事前に連絡をして頂く点と、手前の海域には筏が多いため、安全確認を欠かさずに航行する点があります。
取材協力 NTPマリーナりんくう
愛知県常滑市りんくう町3丁目6-1 TEL 0569-35-7200 URL: https://www.ntp.co.jp/marina/rinku
グルメクルージング撮影時の使用ライフジャケットはこちら!!
水感知膨脹式ライフジャケット ベストタイプ YWV-2920RS 21,780円(税込)
https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/cat/02/item/QR1TQKYWVS31
桟橋からは歩いてお店に入れます。店内には清潔感があり、カウンター席や座敷が用意され、様々なシーンに対応可能です。大将は九重親方の大親友です!!
2Fには広々とした客室もあり、泊まりでのクルージングや釣りにも十分に対応してくれます。部屋からは桟橋に係留したマイボートを見ることもできます。
2Fには展望風呂やロフト付きの客室が3部屋用意され、テラスからは開放的な景色も楽しめます。1Fには大浴場を完備し、クルージングの疲れも癒してくれます。
お宿には1Fに1部屋、2Fに3部屋の全4室が完備され、どれも展望風呂付きです。1階には大浴場もあり、仲間同士でゆっくりと寛ぐことも可能です。清潔感のある部屋は広々としており、2Fの部屋にはロフトも完備されています。そして、ここの1番の魅力は何と言っても鮮度抜群の地元で獲れた海の幸です。
館内で平田さんと一緒に記念撮影する大将と女将さん。スタッフの方も皆さん親切な方々ばかりです。撮影の模様は平田さんのYouTubeでも公開予定です。
天然の鳥羽産あなごを使用!! あなご天丼 ¥1,700
香ばしい香りとサクサク食感がクセになる!! うたせ海老かき揚丼 ¥1,000
ふっくらしたえび天が抜群!! えび天丼 ¥1,300
松坂牛を贅沢に使用し、肉の旨味がご飯に溢れ出る!! 松坂牛ステーキ丼 ¥1,960
海鮮揚げを贅沢に頬張るならコレ!! 海鮮寄せ揚天丼 ¥1,500
刺身の鮮度が自慢!! 漬け丼 ¥1,200
贅沢に海鮮を食べ比べ!! 海鮮丼 ¥1,680
地元の海で獲れた刺身は絶品!! お造り盛合せ(3人前) ¥4,200
鯛の旨味がご飯に浸み渡る!! 鯛茶漬け ¥1,400
うどんのもちもち食感が堪らない!! 伊勢うどん ¥500
ランチでは海の幸をふんだんに使った丼を中心にオーダーしましたが、どれも抜群に美味しかったです。お勧めは天然の鳥羽産あなごをはじめとした絶品の天ぷらが楽しめる「あなご天丼」です。また、うたせ海老の香ばしい香りと海老本来の旨味が凝縮された「うたせ海老かき揚丼」も平田さんが絶賛していました。他にも、地元の海で採れた魚介をふんだんに盛り付けたお造りもお勧めです。鳥羽エリアにクルージングや釣りで訪れた際には是非ここに立ち寄っていただき、絶品のランチをお楽しみ下さい!!きっと最高のひと時を過ごせると思います!!
スペシャルサンクス:平田 良介さん、NTPマリーナりんくう 山口 由香さん、text/photo:編集部
浜辺屋
三重県鳥羽市小浜町272-58 TEL 0599-25-2259
営業時間 【昼食】11:30~13:30【夕食】17:00~21:00
URL: https://hpdsp.jp/hamabeya/
平田さんYouTube
URL: https://www.youtube.com/@hirataryousuke
7月29日(土)・30日(日)の二日にわたり愛知県尾張旭市にあるショップ、シーゲッツにて「Can-Am Spyder2023試乗会」が開催された。「Can-Am Spyder(カンナムスパイダー)」はPWCの製造でも馴染み深い、カナダのメーカー「BRP(ボンバルディア・レクリエーショナルプロダクツ)」によって製造された前2輪、後ろ1輪の3輪モーターサイクルだ。コンパクトで取り回しの良いデザインながら3輪のためしっかりとした安定感があり、日本では二輪免許でなく普通免許で運転できることもあって着実にユーザーを増やしている今注目のトライク。現行で販売されているのは大きく分けて「Ryker」「SpyderF3」「SpyderRT」の3モデル。エンジンに関してはRykerはRotax600ACEか900ACEを、SpyderF3とRTはRotax1330ACEを搭載しており優れた安定感だけでなく、力強い走りも特徴の一つだ。今回のイベントでも様々な人が訪れ、Can-Am Ryker・Spyderが幅広い世代に対して魅力的な乗り物であるということを感じさせた。今回のイベントでは始めにパイロンで作られたコースを走り、基本的な操縦を学ぶことからスタートした。スタッフがそばでレクチャーをしながら見守ってくれるため、訪れた人たちが安心した表情で初めての乗り物を楽しそうに乗っている姿を見ることができた。一通り練習を終えた後は、実際にツーリングをすることに。このツーリングに関しても先導役をスタッフが務めるのはもちろん、最後尾からも異常が無いかしっかりと見ていてくれるため初心者でも安心して参加できるものになっていた。Can-AmRyker・Spyderの魅力はなんと言っても乗用車のようなどっしりとした安定感がありながら、ツーリングならではの全身で風を感じる爽快感も楽しめる贅沢な乗り味だろう。イベント当日は天候にも恵まれ、夏の気持ち良い空のもとでのびのびと楽しめるツーリングとなった。イベント会場となったシーゲッツはBRPの正規代理店のひとつ。豊富な販売実績をもち、ベテランのスタッフが専用の設備を備えた自社工場で対応してくれるため購入後も安心だ。さらに今回のような試乗会の他にもツーリングイベントなどを年間を通して開催しており、遊び方や安全面でのノウハウも豊富だ。同じ遊びを嗜む者同士の交流の場も用意してくれるため、楽しみ方の幅はグッと広がるだろう。折角新しい遊びを始めるならば日々のメンテナンスから、個人ではなかなかできない一歩踏み込んだ楽しみ方まで、一貫してサポートが受けられるショップを選ぶのが吉というものだ。
取材協力(主催):BRPジャパン株式会社
東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー21F TEL: 03-6718-4701 URL: https://www.brp.com/jp/
有限会社シーゲッツ
愛知県尾張旭市狩宿町4丁目16-1 TEL: 0561-52-5600 URL: https://www.seagets.com
シーゲッツ公式Facebook
URL: https://www.facebook.com/seagets/?locale=ja_JP
今月号も見応え十分の内容になっておりますので、ぜひご覧下さい!!